副業ブログのアクセス解析|サーチコンソールとアナリティクスの始め方

副業ブログのアクセス解析|サーチコンソールとアナリティクスの始め方

記事は書いた。けれど、読まれているのかどうかが分からない——ここはAI所長の副業ブログ研究室。この記事では、副業ブログのアクセス解析を、非エンジニア向けにぎゅっとしぼって整理します。むずかしい設定の話ではなく、何を入れて、どこを見て、どう記事直しにつなげるか——そこだけをお伝えします。

先に、この記事の結論をまとめておきます。お伝えしたいことは、次の5行に収まります。

【この記事の要点】
・入れるのはサーチコンソールとアナリティクス(GA4)の2つだけ。費用はかかりません。
・違いは守備範囲。サーチコンソール=サイトに来る前/アナリティクス=来たあと。
・登録だけは早めに。アナリティクス(GA4)は、記録が残るのが入れた日から先だけ。サーチコンソールも、登録しなければ画面は開けません。
・最初に見る数字は表示回数・検索キーワード・掲載順位の3つ。こまかい数字は後回しで構いません。
・数字は眺めるものではなく、次に直す記事を1本決めるための材料。見るのは週に1回で十分です。
AI所長

AI所長
今日のテーマは”数字の見方”です。①なぜ要るのか ②2つのツールの違い ③入れるときの流れとつまずき所 ④最初に見る3つの数字 ⑤数字を記事直しに変える型 ⑥AIの使いどころ——この順で、落ち着いていきましょう。
タカシくん(30代・会社員)

タカシくん(30代・会社員)
所長、白状します。じつは両方とも入れないまま、記事を10本ほど書いてしまいました…。今から入れても、意味はありますか?
AI所長

AI所長
もちろん意味はありますよ、タカシくん。ただ一つだけ正直にお伝えすると、アナリティクスは”入れた日から先”しか記録されません。サイトに入れる前の分はさかのぼれないんです。サーチコンソールのほうは自分でコードを入れる道具ではないので事情が少し違いますが、いずれにしても登録しないと数字は見られません。だからこそ、思い出した今日が、いちばん早い日ということになります。

アクセス解析は「書いたあと」に効く道具

記事を書いているときは、どうしても「うまく書けたか」で良し悪しを決めてしまいがちです。けれど記事を読むのは自分ではなく、検索からやって来る人。その人たちがどんな言葉で探して、どの記事にたどり着いたのかは、机の上でいくら考えても分かりません。それを教えてくれるのが、アクセス解析です。

言いかえると、これは答え合わせの道具。「この記事は、思っていたのとは違う言葉で読まれていた」と分かれば、次に書くテーマも、いま手を入れるべき記事も決まります。逆にいえば、記事が1本もないうちは見るものがありません。数字を見にいくのは、数本たまってから——そのくらいのタイミングで十分です。

登録だけは早めがおすすめ
アナリティクスは、測定用のコードをサイトに入れた日から先しか記録されません。1年後に「あのころ、どう読まれていたんだろう」と振り返りたくなっても、入れる前の分は出てこないということです。サーチコンソールのほうは自分でコードを入れる道具ではありませんが、登録しないと画面そのものが開けませんし、登録してから数字が出はじめるまでに数日かかることもあります。こまかい設定は後回しでも構わないので、登録だけ先に済ませておくと、あとの自分が助かります。

入れるのは2つだけ|サーチコンソールとアナリティクス

解析ツールは世の中にたくさんありますが、始めたばかりの副業ブログに要るのは2つです。どちらもGoogleが無料で提供しています。役割はきれいに分かれています。まずは下の表で、その分かれ目をつかんでください。

くらべる点 サーチコンソール アナリティクス(GA4)
2つの関係 検索で「来てもらえたか」(入口) 来たあと「その後どうだったか」(入口の先)
見えるもの 検索結果での見え方(来る前) サイトに来たあとの動き
主な数字 表示回数・クリック数・検索キーワード・掲載順位 訪問数・ページ別の閲覧・流入元・端末
向いている用途 記事の直し方を決める 読まれ方の全体像をつかむ
初心者の優先度 ◎ 数字を見るのはこちらから ○ 先に入れて記録をためる
費用 無料 無料

① Google Search Console|検索の”入口”が見える

サーチコンソールは、検索結果に自分の記事がどう出ているかを教えてくれるツールです。「どんな言葉で検索されて」「何回表示されて」「何回クリックされて」「だいたい何位あたりにいるか」。副業ブログの直し方は、ほとんどがここから決まります。

あわせて、サイトマップ(記事の一覧ファイル)を送る、新しく書いた記事の存在を知らせるといったこともここからできます。なお、登録には、ふだん使っているGoogleアカウントがあれば足ります。

② Googleアナリティクス(GA4)|サイトの”中”が見える

アナリティクスで見えるのは、サイトに来たあとの動きです。どのページが読まれたのか、検索から来たのかSNSから来たのか、スマホかパソコンか——そうした全体像がつかめます。

始めたばかりの時期は数字が少なく、正直、画面はあまり動きません。それでも入れておく理由は、さきほどの「記録は入れた日から先だけ」。あとで振り返るための貯金だと思って、置いておくのがおすすめです。

画面の名前や手順は変わります
この2つは改良が続いていて、ボタンの位置や項目名が変わることがあります。こまかい操作手順は、Google公式の「Search Console ヘルプ」「アナリティクス ヘルプ」で、そのときの最新の案内をご確認ください。この記事では、変わりにくい”考え方”のほうを中心にお伝えします。
フクさん(50代・会社員)

フクさん(50代・会社員)
2つも入れると聞くと身がまえてしまいますが、どちらも無料なんですね。
AI所長

AI所長
無料です、フクさん。お金の心配はいりません。かかるのは最初の手間だけで、それも一度きりですよ。ただ、所有権の確認で止まる方は多いので、時間に余裕のある日にどうぞ。

入れるときの流れと、つまずきやすい3か所

手順そのものは、画面の案内に沿って進めれば終わります。ここでは、非エンジニアが止まりやすい場所を先にお伝えしておきます。「どこで詰まるか」を知っておくだけで、気持ちがずいぶんラクになります。

おおまかな流れ

□ 1 Googleアカウントを用意する(ふだん使っているもので構いません)
□ 2 アナリティクスでアカウントを作り、測定IDを受け取る
□ 3 測定IDを、テーマの設定欄かプラグインでサイトに入れる(入れるのは片方だけ)
□ 4 サーチコンソールにサイトを登録し、所有権の確認をする(最初に「ドメイン」か「URLプレフィックス」かを選びます。URLプレフィックスを選んだ場合は、2〜3を先に済ませておくとここが軽くなることがあります)
□ 5 2つを連携させる(どちらの画面からでも案内が出ます)
□ 6 サーチコンソールにサイトマップを送る(送信画面では、説明ではなくURLを入力します。最近のWordPressは wp-sitemap.xml という一覧を自動で用意します。SEO系のプラグインを入れている場合は、そのプラグインが作るものを使います。自分のサイトではどのURLになるかは、使っているテーマ・プラグインの案内でご確認ください)

つまずき①|「測定IDをどこに貼るのか」が分からない

WordPressテーマの多くは、アクセス解析用のIDやコードを入れる欄を最初から持っています。設定画面の中に「アクセス解析」「Google Analytics」といった項目がないか、探してみてください。見つからないときは、専用のプラグインを1つ入れる方法もあります。テーマのファイルを直接いじる必要は、たいていありません。ただし、使うのはテーマの欄かプラグインか、どちらか片方だけにしてください。両方に同じIDを入れると、ひとつの訪問が二重に数えられ、実際より多い数字に見えてしまいます。テーマそのものの選び方は 初心者向けWordPressテーマの選び方 で整理しています。

つまずき②|「所有権の確認」で止まる

「このサイトは自分のものです」と証明する作業です。ここで先に知っておきたいのは、登録のいちばん最初に「ドメイン」と「URLプレフィックス」のどちらかを選ぶこと。この選択で、使える確認方法が決まってしまいます。
・「ドメイン」を選んだ場合:ドメインの設定(DNS)に、指定された文字列を追加する方法だけになります。
・「URLプレフィックス」を選んだ場合:テーマやプラグインの設定欄に渡されたコードを貼る方法など、いくつかの中から選べます。
つまりこの2つは、好きなほうを選べる横並びの選択肢ではなく、最初にどちらで登録したかで決まるものです。どちらの場合も、契約しているサーバー会社や、使っているテーマの公式マニュアルに、その画面に合わせた手順が用意されていることが多いので、まずはそちらを探すのが近道になります。なお、「URLプレフィックス」で登録した場合にかぎり、アナリティクスを先に入れておくと、その情報を使って所有権の確認が済むことがあります(アナリティクス側の編集権限が要るなど、いくつか条件はあります)。上の流れでアナリティクスを先に置いているのは、この理由からです。

つまずき③|自分のアクセスが数字に混ざる

設定した直後は、確認のために自分で開いた分も数字に入ります。「アクセスが増えた」と喜んだら、ぜんぶ自分だった——これは多くの人が通る道です。管理画面には自分の閲覧を除く仕組みもありますが、まずは「この数字には自分も入っている」と知っておくだけで十分です。

タカシくん(30代・会社員)

タカシくん(30代・会社員)
所有権の確認のところで、さっそく止まりそうです…。
AI所長

AI所長
止まったら、契約しているサーバー会社の公式マニュアルで「サーチコンソール」を探してみてください。その会社の画面に合わせた手順が出ていることが多いですよ。それでも進まないときは、日をあらためて構いません。ここは急ぐところではないですから。

最初に見る数字は、3つだけでいい

画面を開くと数字がずらりと並んでいて、どこを見ればいいのか迷います。始めたばかりの時期は、サーチコンソールの「検索パフォーマンス」という画面にある、次の3つで足ります。

① 表示回数|検索結果に出た回数

記事が検索結果に並んだ回数です。クリックされなくても数えられます。表示回数がほぼ0なら、まだ検索に載り始めていないか、ねらった言葉と記事の中身がずれている可能性があります。逆に、この数字が少しずつでも増えていれば、前に進んでいるしるしです。

② 検索キーワード(クエリ)|どんな言葉で見つかったか

いちばん面白いのがここです。想定していなかった言葉で読まれていることが、よくあります。自分がねらった言葉と、実際に読まれている言葉のズレ——それがそのまま出てきます。次に書くネタも、想像ではなく、実際の読者が使った言葉から決められます。

③ 掲載順位|だいたい何位あたりか

平均の順位です。1位や2位でなくても、落ち込む必要はありません。注目したいのは10位〜30位あたりにいる記事。その位置にいる記事は、すでにある程度は見てもらえている状態です。手を入れるなら、まずはこの層から。どう直すかは、このあとの「3つの型」でお伝えします。

逆に、最初は見なくていい数字
・直帰率・滞在時間:訪問が少ないうちは、数人の行動で大きく振れます。判断の材料になりません。
・リアルタイムの人数:見ていて楽しい画面ですが、眺めても記事は良くなりません(きちんと計測できているかを一度だけ確かめるときは別です。→Q2)。
・こまかいレポートの数々:記事が増えて「これが知りたい」という問いができてから開けば、間に合います。

数字を「記事の直し方」に変える3つの型

数字は、眺めるだけでは何も変わりません。次の3つの型を覚えておくと、月に一度の見直しがぐっとラクになります。

型①【順位が10〜30位あたり】
→ タイトルと見出しを、実際に検索されている言葉に寄せる。全部を書き直すより、言葉を合わせるだけで動くことがあります。
型②【表示回数は多いのに、クリックが少ない】
→ タイトルと、検索結果に出る説明文(メタディスクリプション)を書き直す。読まれる前の段階で、選ばれていないという状態です。
型③【想定外のキーワードで来ている】
→ その話題を厚くするか、独立した記事にする。読者が実際に使っている言葉なので、新しい記事のネタとして手がたい選択になります。

直し方の考え方そのものは ブログSEOの基本 で整理しています。どの型に当てはまるかが決まれば、あとは手を動かすだけです。

フクさん(50代・会社員)

フクさん(50代・会社員)
数字を見てから、直す場所を決める。順番が分かりました。
AI所長

AI所長
それです、フクさん。当てずっぽうで書き直さないための道具が、アクセス解析なんです。直す場所が決まっていれば、限られた時間を無駄にせずにすみますよ。

AIの使いどころ|数字を「次の一手」に変える

数字は、見ただけでは記事になりません。ここでAIを相棒として使います。この研究室がすすめるのは、数字の読み取りは自分でして、手を動かす部分だけ手伝ってもらう——そんな分担です。

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検索された言葉を渡して、足りない話題を洗い出す
サーチコンソールで見つけた検索の言葉をいくつか書き出し、「この記事に足りない話題を、見出し案として10個出して」と頼みます。出てきた案から、読者の疑問に合うものだけを自分で選びます。型③(想定外の言葉で来ている)の下ごしらえに向いています。
✓
タイトル案はまとめて出させ、選ぶのは自分
型②(表示は多いのにクリックが少ない)に当てはまった記事は、タイトル案を10本ほど出させて並べ、いちばん中身に忠実なものを選びます。刺激の強い言い回しは選ばないこと。中身と食い違うタイトルは、結局は信用を減らします。
✓
書き直しは「下書き」まで。仕上げは自分の手で
AIの文章は、それらしく見えても事実が混ざっていることがあります。数字の読み取りと、公開前の最終確認だけは自分でやる。この線を引いておけば、AIは頼れる相棒になります。

具体的な頼み方は AIで記事を書く方法 と ブログ用AIプロンプト集 にまとめています。そのまま使える指示文を置いてあるので、書き直しの手が止まりにくくなります。


使う前に、気をつけておきたいこと

プライバシーポリシーの用意

アクセス解析を使うサイトでは、どんな情報を集めているのかを説明するページ(プライバシーポリシー)を用意するのが一般的です。WordPressにはひな形が用意されていることもあります。WordPress初期設定これだけ でも、この準備にふれています。

ただし、個人情報の扱いや規約にかかわるこまかい判断は、こちらで言い切れる範囲を超えます。各ツールの公式ヘルプと利用規約、そして個人情報保護委員会など公的機関の案内を確認したうえで、判断に迷うところは専門家に相談してください。

数字に振り回されないための、自分との約束

見はじめると、毎日でも開きたくなります。けれど始めたばかりの時期の数字は小さく、日によって大きく上下します。毎日のぞくと、増えた日は舞い上がり、減った日は書けなくなる——これがいちばんもったいない使い方です。

おすすめは、ざっと見るのは週に1回、じっくり見直すのは月に1回と決めてしまうこと。書く時間を削らないための、自分との約束だと思ってください。続ける工夫については 副業が続かない人こそブログが向いている理由 もあわせてどうぞ。


よくある疑問(Q&A)

Q1. 記事が0本でも、先に入れておくべきですか?

登録だけ先に済ませておくのは、おすすめです。とくにアナリティクスは、記録が残るのが入れた日から先だけなので、早いほど”あとで振り返れる範囲”が広がります。ただし数字はまだ出ませんから、画面を見に行くのは、記事が数本たまってからで構いません。

Q2. 数字が全部0のままです。こわれているのでしょうか?

落ち着いて大丈夫です。画面に反映されるまでに少し間があくことがありますし、そもそも新しいサイトが検索結果に出はじめるのは、公開してすぐとはかぎりません。計測そのものが動いているかを確かめたいときは、自分のスマホで自分の記事を開き、アナリティクスの「リアルタイム」に反応が出るかを見てみてください。

Q3. 有料の解析ツールは要りますか?

始めたばかりの時期には不要だと考えています。無料の2つで、記事を直すための材料はそろいます。道具を増やすより、記事を1本ていねいに仕上げるほうが先です。費用の全体像は 【パソコン込み10万円以内】AIで副業ブログを始める費用ガイド にまとめています。

Q4. スマホだけで数字を見られますか?

見るだけならスマホでもできます。ブラウザからログインすれば、どちらもスマホで確認できます。アナリティクスにはスマホ用のアプリもありますが、サーチコンソールはブラウザから開くのが確実です。ただ、数字を見たあとの記事の書き直しは、画面が広いほうが作業しやすいのも事実です。道具の選び方は ブログ用パソコンの選び方 を参考にしてください。

Q5. どのくらいで数字は動きますか?

こればかりは、はっきりお約束できません。新しいサイトが検索から読まれるようになるまでには、一般に時間がかかると言われます。最初の数か月は”仕込みの期間”と考えて、数字の増減よりも「記事が積み上がっているか」を自分のものさしにするほうが、気持ちが続きます。


まとめ:数字は「直す場所」を教えてくれる地図

・入れるのはサーチコンソールとアナリティクスの2つだけ。どちらも無料。
・アナリティクスの記録は入れた日から先だけ。登録は早めに、見に行くのは記事が数本たまってから。
・最初に見るのは表示回数・検索キーワード・掲載順位の3つ。直帰率などは後回しで問題なし。
・直し方の型は①10〜30位はタイトル調整 ②表示が多くクリックが少ないのはタイトルと説明文 ③想定外の言葉は新しい記事に。
・AIに任せるのは下書きまで。数字の読み取りと最終確認は自分の手で。
・見るのは週に1回・月に1回と決めて、書く時間を守る。

アクセス解析は、成績表ではありません。次にどこへ手を入れるかを教えてくれる地図です。数字が小さいうちは、地図に描かれている道もまだ少ない。それでいいのだと思います。記事を積み、ときどき地図を開いて進む向きを直す——その繰り返しが、遠回りに見えていちばん確かな進み方です。

▶ 全体像から確かめたい方は、非エンジニアがAIで副業ブログを始める完全ガイド をどうぞ。

▶ 記事の直し方を学びたい方は、ブログSEOの基本 と AIで記事を書く方法 が役立ちます。

▶ 土台の設定がまだの方は、WordPress初期設定これだけ と 独自ドメインの決め方・取り方 から整えてください。


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