コアアップデートで順位が動いたとき|Googleの案内で確かめる調べ方

コアアップデートで順位が動いたとき|Googleの案内で確かめる調べ方

昨日まで検索から読まれていた記事が、ある日を境にがくっと読まれなくなる。Search Console を開くと、クリック数のグラフが下を向いている。そんなときに耳に入ってくるのが「コアアップデート」という言葉です。ここはAI所長の副業ブログ研究室。今回は、コアアップデートで順位が動いたように見えるときに、Google 自身の案内に沿って確かめる順番を整理します。

先に結論です。Google は、コアアップデートは特定のサイトを狙ったものではないと説明し、順位が少し下がった程度なら大きく手を入れなくてよいとしています。まずは「本当にアップデートの影響なのか」「どのページ・どの検索語が下がったのか」を切り分けることが先です。この記事の内容は2026年10月31日に Google の公式のページで確かめたものです。

タカシくん(30代・会社員)

タカシくん(30代・会社員)
所長、先週から検索のクリックが半分くらいになりました。急いで記事を全部書き直したほうがいいですか?
AI所長

AI所長
慌てて全部を直す前に、確かめることがいくつかあります、タカシくん。Google は「その場しのぎの修正」を避けるように、とはっきり書いています。順番に見ていきましょう。

コアアップデートとは|Googleの説明

Google 検索セントラル「Google 検索のコア アップデート」 によると、Google は検索のアルゴリズムやシステムに、年に数回、重要で大規模な変更を加えています。これがコアアップデートです。

項目 公式の説明(要旨)
目的 有用で信頼できる結果を検索する人に届けるため
対象 特定のサイトやページを狙った変更ではない。システム全体の見直し
頻度 大きなものは年に数回。小規模なコアアップデートは継続的に行われ、一般に発表されないこともある
告知の場所 Google 検索ステータス ダッシュボード(ロールアウトの開始日と終了日を確認できる)
順位が下がったページ 下がったこと自体が「悪いページ」という意味ではない。ほかのページが上に来た、という説明

同じページでは、「おすすめのレストラン20選」のリストを時間とともに見直すたとえが使われています。リストから外れた店が悪くなったのではなく、ほかの店が入ってきた——という考え方です。

フクさん(50代・会社員)

フクさん(50代・会社員)
ということは、うちのブログが何か悪いことをした、とは限らないのですね。
AI所長

AI所長
そうです、フクさん。ただし、何も確かめずに「アップデートのせい」と決めつけるのも早いです。原因はほかにもあり得るので、次の順番で切り分けます。

順位が動いたら最初に確かめる4つの手順

Google のコアアップデートのページに書かれている、Search Console での確かめ方を、順番に並べます。

手順1. アップデートが終わったかを確かめる

Google 検索ステータス ダッシュボード で、コアアップデートの開始日と終了日を確かめ、メモしておきます。ロールアウトの途中は順位が動きやすい時期です。終わる前に判断しないことが、最初の一歩です。

手順2. 終わってから1週間以上待って、比べる期間を決める

公式のページでは、ロールアウトが終わってから少なくとも1週間待ってから分析すること、そしてロールアウトが始まる前の1週間と、終わったあとの1週間を比べることがすすめられています。

手順3. 上位のページと検索語(クエリ)を見る

Search Console の「検索パフォーマンス」で、ページ別・クエリ別に、どこが下がったのかを見ます。クエリの見方そのものは 読まれない記事のリライト手順|サーチコンソールのクエリの見方 にまとめました。

手順4. 検索の種類ごとに分ける

ウェブ検索・画像検索・動画・ニュースのどこで減ったのかを、検索タイプを切り替えて確かめます。画像検索だけが減っている、といった場合は、見直す場所も変わります。

当研究室の考え方:確かめた日・アップデートの終了日・比べた期間・下がったページを、メモ帳に1行ずつ残しておくと、数か月後に「直したことが効いたのか」を振り返れます。

下がり方で分ける|少しの下落と大きな下落

Google 検索セントラル「Google 検索のコア アップデート」 では、順位の下がり方によって、対応を分けるように書かれています。

下がり方(公式の例) 公式の説明(要旨)
少し下がった(例:2位→4位) 抜本的な対策は不要。すでに成績のよいページは、むやみに変えないことがすすめられている
大きく下がった(例:4位→29位) サイト全体をくわしく評価する。自己評価の質問でページとサイトを見直し、もっと役に立つページがほかにないかを確かめる

自己評価の質問は Google 検索セントラル「有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成」 にまとまっています。質問を使った見直し方は E-E-A-Tとは|Googleの「自己評価の質問」で記事を見直す手順 で整理しました。


コアアップデート以外の原因も確かめる

Google 検索セントラル「Google 検索トラフィックの減少をデバッグする」 には、検索からのアクセスが減る原因として、コアアップデートのほかにもいくつかの型が挙げられています。アップデートと同じ時期に、別の原因が重なっていることもあります。

原因の型 公式の説明(要旨) Search Console で見る場所
アルゴリズムの更新 コアアップデートなどで順位が動く。少しの下落は自然な変動のことも多い 検索パフォーマンス
技術的な問題 サーバーが落ちている、robots.txt を取得できない、404、noindex の付け間違いなど クロールの統計情報、ページのインデックス登録
セキュリティの問題 マルウェアやフィッシングが見つかると、警告が出てアクセスが減ることがある セキュリティの問題
スパムに関する問題 スパムのポリシーへの違反が見つかると、順位が下がるか表示されなくなる 手動による対策
季節性・関心の変化 季節や流行で、その検索語を調べる人の数そのものが変わる (Google トレンドで確かめる)
サイトの移転・URLの変更 再クロールと再登録が終わるまで、順位が動く ページのインデックス登録

記事がそもそも検索結果に出ていない疑いがあるときは 記事が検索結果に出てこないとき|インデックス登録の確認と依頼の手順、URL を変えた覚えがあるときは 記事のURL変更と削除|404とリダイレクト(転送)を確かめる手順 も合わせて確かめます。

タカシくん(30代・会社員)

タカシくん(30代・会社員)
季節で検索する人が減る、というのは考えていませんでした。
AI所長

AI所長
同じページでは、七面鳥は毎年11月に山が来る、コーヒーは一年中あまり変わらない、という例が出ています。自分のブログの検索語にも、こうした波があるかもしれません。

Search Consoleでの見方|16か月と「比較」

Google 検索セントラル「Google 検索トラフィックの減少をデバッグする」 に書かれている、検索パフォーマンスのレポートの使い方です。

見方 公式の説明(要旨)
期間を「過去16か月」にする 毎年くり返す季節の下落かどうかを確かめられる
「比較」を使う 「過去3か月を前の期間と比較」や「前年比」で、どこで変化が起きたかを見る
ページ・クエリ・国・デバイスで絞る 変化が一部に集中しているのか、全体なのかを切り分ける
クリック数の差で並べる 減り方の大きいページから確かめる
平均掲載順位より、表示回数とクリック数 順位の数字だけでなく、表示回数とクリック数を重く見る

表示回数とクリック数の組み合わせで考える

見え方 公式ページが示す考え方
表示回数もクリック数も減った 順位の変化や季節性など、一般的な原因を疑う
表示回数は変わらず、クリック数だけ減った タイトルや説明文が合っているか、ほかのページがリッチリザルトを使っていないかを確かめる

Search Console とアナリティクスの始め方は 副業ブログのアクセス解析|サーチコンソールとアナリティクスの始め方 にあります。


Googleトレンドで「よそでも減っているか」を見る

Google 検索セントラル「Google 検索トラフィックの減少をデバッグする」 では、アクセスの減少が自分のブログだけのものかを切り分けるために、Google トレンドを使う方法も紹介されています。

使い方 公式の説明(要旨)
同じ分野でも減っているかを見る 分野全体で関心が下がっているなら、自分のブログ固有の問題ではない可能性がある
季節性と関心の変化を見る 減少の主な要因として、関心の変化と季節性の2つが挙げられている
地域の人気の検索語と比べる 自分のブログにアクセスを運んでいる検索語と比べ、欠けているテーマがないかを確かめる
増えている関連の検索語を見る 伸びている話題を知り、新しい記事の準備に使う

Google トレンドの数字は、検索の回数そのものではなく、比べるための目安です。「このテーマは毎年この時期に下がる」と分かれば、書き直すより、山が来る時期の前に記事を見直しておくほうが合っている、という判断もできます(当研究室の考え方)。


やらないほうがよいこと|「その場しのぎの修正」

Google 検索セントラル「Google 検索のコア アップデート」 には、順位が下がったときに避けたい動きも書かれています。

・その場しのぎの修正:「SEO に悪い」と聞いた要素を、理由も分からないまま消す、など。読む人にとって意味があり、長く続けられる変更に絞るよう書かれています。
・すぐに記事を消す:コンテンツの削除は最後の手段で、直せないと判断したときに考えるもの、とされています。
・好調なページをいじる:少しの下落なら、成績のよいページはむやみに変えないことがすすめられています。

一方で、書き直したり構成を変えたりして、読みやすく、たどりやすいページにすることは、検討してよいこととして挙げられています。

フクさん(50代・会社員)

フクさん(50代・会社員)
書き直すとしたら、どこから手を付ければよいでしょう。
AI所長

AI所長
公式のページでは、いちばん影響を受けたページから見るように書かれています。そのページと同じ検索語で上に来ているページを読み、読む人の疑問にどちらがよく答えているかを比べるところからです。

直したあと、結果が出るまでの時間

Google 検索セントラル「Google 検索のコア アップデート」 では、改善の効果が見えるまでの時間について、次のように説明されています。

公式の説明(要旨) 読み取れること
数日で変化が出ることもある 早く動く場合もある
サイト全体の見直しが反映されるまで、数か月かかることがある 直してすぐに結論を出さない
数か月たっても変化がなければ、次のコアアップデートを待つ必要があるかもしれない 大きな更新のときに再評価されることがある
小規模なコアアップデートも継続的に行われている 大きな更新を待たずに動くこともある
変更が目に見える結果につながる保証はない 順位は固定されたものではなく、流動的

「直せば戻る」とは、Google 自身も書いていません。だからこそ、手順1〜4で原因を切り分け、記録を残しながら、読む人に役立つ方向の手直しを少しずつ重ねることが大切です。


記録の付け方|あとで振り返れる1枚のメモ

ここからは当研究室の考え方です。コアアップデートの結果が出るまで数か月かかることがある以上、「いつ・何を見て・何を直したか」を残しておかないと、あとで効いたのかどうかが分からなくなります。

書いておく項目 書き方の例
確かめた日 更新の終了日から1週間以上あとの日付
更新の名前と期間 ダッシュボードに載っている名前と、開始日・終了日
比べた期間 開始前の1週間/終了後の1週間
下がったページと検索語 クリック数の差が大きい順に3〜5件
下がり方 少し(例:2位→4位)か、大きい(例:4位→29位)か
ほかの原因の確認 インデックス登録・セキュリティの問題・手動による対策・季節性を見たかどうか
直したこと どのページの、どの部分を、なぜ直したか

表計算のシートでも、メモ帳でもかまいません。直す前と直したあとを同じ形で並べておくと、次の更新のときに慌てずに済みます。


よくある質問

Q1. コアアップデートの時期は、どこで分かりますか?

Google 検索ステータス ダッシュボードに、ランキングの更新の履歴として、開始日と終了日が載ります。ただし、小規模な更新は発表されないことがあると、公式のページに書かれています。

Q2. 順位が下がったら、ペナルティを受けたということですか?

Google は、コアアップデートは特定のサイトを狙ったものではないと説明しています。スパムのポリシーへの違反で人が判断した場合は、Search Console の「手動による対策」に表示されるので、そこで分けて確かめます。

Q3. AIで書いた記事だから下がったのでしょうか?

コアアップデートのページには、AIを使ったかどうかについての説明はなく、有用で信頼できる、読む人を第一にしたコンテンツかどうかを自己評価するように書かれています。AIと検索の関係は AIで書いた記事はSEOに不利?|Googleの考え方と安全な使い方 で整理しました。

Q4. 記事を消して数を減らしたほうがよいですか?

公式のページでは、削除は最後の手段とされています。まずは書き直しや構成の見直しで、読む人の役に立つページにできないかを考えます。


まとめ:慌てて直す前に、切り分けて記録する

・コアアップデートは年に数回の大きな見直し。特定のサイトを狙ったものではない、と Google は説明。
・まずダッシュボードで終了日を確かめ、1週間以上待って、前後の1週間を比べる。
・ページ別・クエリ別・検索タイプ別に、どこが下がったかを見る。
・少しの下落なら大きく直さない。大きな下落なら、自己評価の質問でサイト全体を見直す。
・技術的な問題・セキュリティ・手動による対策・季節性など、ほかの原因も同時に確かめる。
・その場しのぎの修正と、すぐの削除は避ける。結果が出るまで数か月かかることもあり、保証はない。

順位の上下は、ブログを続けていれば何度も起こります。慌てたときほど、Google の案内のページを開き、確かめる順番に沿って一つずつ切り分ける。それだけで、思い込みで記事を壊してしまう失敗を防げます。

参考(公式の説明):Google 検索セントラル「Google 検索のコア アップデート」/Google 検索セントラル「Google 検索トラフィックの減少をデバッグする」/Google 検索ステータス ダッシュボード/Google 検索セントラル「有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成」


【免責】本記事は、Google 検索セントラルの公式の説明(2026年10月31日に確認したもの)をもとにした一般的な整理です。順位やアクセスが戻ることを約束するものではありません。Google の説明や Search Console の画面は変わることがあります。最新の内容は公式のページでご確認ください。「調べる順番」「記録の付け方」は当研究室の考え方です。