内容の薄いアフィリエイトとは|Googleのスパムポリシーで確かめる紹介記事の注意

内容の薄いアフィリエイトとは|Googleのスパムポリシーで確かめる紹介記事の注意

紹介記事を書き始めると、「商品の説明をどこまで書けばいいのか」「公式の説明をなぞるだけでいいのか」と迷う場面が出てきます。ここはAI所長の副業ブログ研究室。今回は、Google のスパムポリシーにある「内容の薄いアフィリエイト サイト」という項目を読み、紹介記事で気をつけたいところを整理します。

先に結論です。アフィリエイトに参加していること自体は、問題とされていません。問題とされているのは、販売元の説明をほぼそのまま写し、独自の価値を足さずに広告リンクを貼るだけのページです。紹介記事で考えるべきことは「広告を貼るか」ではなく、販売元のページにはない何を足せるかです。

タカシくん(30代・会社員)

タカシくん(30代・会社員)
所長、アフィリエイトのリンクを貼った記事は、Google に嫌われると聞いたことがあります。紹介記事はやめたほうがいいんでしょうか。
AI所長

AI所長
まずは公式の文を見てみましょう、タカシくん。Google のスパムポリシーには、アフィリエイトに参加しているサイトがすべて内容の薄いサイトというわけではない、とはっきり書かれています。線が引かれているのは「広告があるか」ではなく、「中身があるか」のほうです。

スパムポリシーとは|Google が「検索で扱わない」とするやり方の一覧

Google 検索セントラル「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」 は、Google が検索結果で問題があるとするやり方をまとめたページです。ページの冒頭には、このポリシーに違反しているサイトは、検索結果での掲載順位が下がったり、まったく表示されなかったりすることがあると書かれています。

同じページには、いくつもの項目が並んでいます。このブログでこれまでに扱ったものと、今回のページの関係は次のとおりです。

スパムポリシーの項目(一部) ざっくりした中身(公式の説明の要約) このブログでの扱い
内容の薄いアフィリエイト サイト 販売元の説明をほぼ写し、独自の価値を足さずに広告リンクを載せる このページ
大量生成されたコンテンツの不正使用 読む人の役に立つことより、順位の操作を主な目的に大量のページを作る AIで書いた記事はSEOに不利?
スクレイピング ほかのサイトの内容を、独自の価値を足さずにそのまま(または少し言い換えて)転載する ブログの引用と著作権(引用の決まり)

3つとも、根っこにあるのは「ほかにない価値を足していないページ」という共通点です(当研究室の整理)。


「内容の薄いアフィリエイト」とは|公式の説明を3つに分けて読む

Google 検索セントラル「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」 の「内容の薄いアフィリエイト サイト」の節を、当研究室で3つに分けて要約します。

① 商品の説明やレビューを、元の販売者からほぼそのまま写し、独自の内容や付加価値を加えずにアフィリエイト リンクを載せるサイトを指す
② そうしたサイトは、同じ(または似た)内容をいくつものサイトに複製したテンプレートのような作りになっていることが多く、検索結果に同じ内容が並ぶと、検索する人にとって不便になる
③ ただし、アフィリエイト プログラムに参加しているサイトがすべて内容の薄いサイトというわけではない

③の「よいアフィリエイト サイト」の例として、同じ節には、価格、独自の商品レビュー、厳格なテストと評価、商品やカテゴリのナビゲーション、商品の比較などの追加情報を出しているサイトが挙げられています。

ポイントは「アフィリエイトかどうか」ではなく、販売元のページを読めば足りる内容かどうか。販売元のページと同じことしか書いていなければ、その記事を読む理由がなくなります(当研究室の考え方)。
フクさん(50代・会社員)

フクさん(50代・会社員)
メーカーの説明を、ていねいに書き写すのもだめなんですか。間違いがないので、いちばん安全だと思っていました。
AI所長

AI所長
正確さという点では、フクさんの考えはもっともです。ただ、公式の説明では「ほぼそのまま写して、価値を足していない」ことが薄さの中心に置かれています。販売元の説明は出典としてリンクで示し、記事には販売元のページにはないことを書く、という分け方がおすすめです(当研究室の考え方)。

「薄い」と「薄くない」の分かれ目|比べてみる

公式の説明をもとに、紹介記事でよく見かける書き方を当研究室で並べてみました。左の列は、公式の説明に近い形です。右の列は、公式が「よい例」として挙げる付加価値の方向です。

場面 薄くなりやすい書き方 付加価値を足した書き方
商品の説明 販売元の説明文を、語順だけ変えて並べる 販売元の説明は出典リンクで示し、「どんな人の、どの迷いに合うか」を書く
価格 「お得です」とだけ書く 確かめた日付つきで価格や料金の形を示し、変わることがあると添える
比べる 1つの商品だけを持ち上げる ほかの選択肢と、どこが違うかを表にする
よい点・気になる点 よい点だけを並べる 向かない人・気になる点も書く
ページの作り 商品名だけ差し替えた同じ型のページを量産する 1本ずつ、読む人の疑問を変えて書く

この表は判定の基準ではありません。どのページがポリシーに当たるかは Google が判断することで、このページで言い切ることはできません。書き手として「足す方向」を確かめるための目安として使ってください。


付加価値の足し方|Google の「質の高いレビューを書く」から5つ

では、何を足せばよいのか。Google 検索セントラル「質の高いレビューを書く」 には、レビュー(紹介)記事を書くときのベストプラクティスが並んでいます。そのうち、副業ブログの紹介記事で取り入れやすいものを5つ選び、当研究室の言葉で要約しました。

1|読む人の目線で評価する

ページの最初の項目は、ユーザーの目線で評価することです。「この商品のすごいところ」ではなく、「買うかどうか迷っている人が知りたいこと」から書きます。迷いの拾い方は 商品を紹介する記事の書き方|買う前の疑問に答える6つの型 にまとめました。

2|競合の商品との違いを書く

競合の商品との差別化の要因を説明すること、検討すべき比較の相手を扱うか、特定の用途や状況に合うものを説明することが挙げられています。

3|よい点と気になる点の両方を書く

独自の調査にもとづいて、メリットとデメリットを述べることが挙げられています。よい点だけの記事は、読む人にとって判断の材料が半分しかない記事です(当研究室の考え方)。

4|販売元の情報以外の視点を示す

商品の設計とその効果について、メーカーから与えられる情報以外の視点を示すことが挙げられています。販売元の説明をなぞるだけでは、この項目は満たせません。

5|読む人の判断に役立つ別の情報へリンクする

読む人の意思決定に役立つほかの有用な情報へのリンクを載せること、読む人が好きな販売者から買えるよう複数の販売者へのリンクを載せることを検討する、という項目もあります。

同じページには、自分自身の体験や、専門知識を示す画像・音声などで、レビューの信頼性を裏付けることも挙げられています。使ったことのない商品を「使ったように」書くことは、この考え方とは逆向きです。使っていない商品をどう扱うかは、商品を紹介する記事の書き方 の「使ったことがない商品を、どう扱うか」を見てください。

紹介記事を書く前の点検|5つの質問

公式の説明をもとに、紹介記事を公開する前に自分に聞く質問を、当研究室で5つにまとめました。

質問 「いいえ」なら
販売元のページを読んだ人にも、この記事を読む理由があるか 販売元のページにない情報(比べる・向かない人・確かめた日付)を足す
商品の説明文を、販売元からほぼそのまま写していないか 説明は出典リンクに任せ、自分の言葉で「誰に合うか」を書く
ほかの選択肢との違いを書いているか 比べる相手を1つ以上挙げ、違いを表にする
気になる点・向かない人を書いているか よい点と同じ重さで書く
商品名を入れ替えただけで、別の記事になってしまわないか その商品ならではの疑問から書き直す

書いた内容の正しさを確かめる手順は AIが書いた記事の事実確認|間違いを見つける4つの手順 が使えます。


AIの使いどころと、任せないほうがよいところ

紹介記事は、AI に書かせると販売元の説明に近い文になりやすいところです。AI がよく知っている情報は、多くの場合、ネット上にすでにある情報だからです(当研究室の考え方)。

作業 AIに任せてよいか 理由
読む人が買う前に迷いそうな点を洗い出す 任せてよい 疑問の候補を広く出すのは得意。選ぶのは自分
比べる表の枠(項目名)を作ってもらう 任せてよい 項目の中身は、販売元のページなどで自分で確かめる
商品の説明文を書いてもらう 任せない 販売元の説明に近い文になりやすく、付加価値にならない
価格・仕様・キャンペーンを書いてもらう 任せない 古い情報や、ありそうな数字を出すことがある
「使った感想」を書いてもらう 任せない 体験していないことを体験したように書くことになる

AI と検索の関係そのものは AIで書いた記事はSEOに不利?|Googleの考え方と安全な使い方 にまとめています。


やりがちな失敗、5つ

① 販売元の説明文を、少し言い換えて並べる
言い換えても、足した価値がなければ中身は同じです。説明は出典リンクに任せます。

② 同じ型のページで、商品名だけ入れ替えて量産する
公式の説明でも、テンプレートのように複製された作りが問題のある例として挙げられています。

③ よい点だけを書く
メリットとデメリットの両方を書くことが、レビューのベストプラクティスに挙げられています。

④ 使っていない商品の「感想」を書く
体験の裏付けがない感想は、読む人の判断を誤らせます。

⑤ アフィリエイトそのものを怖がって、紹介記事を書かない
公式の説明では、アフィリエイトに参加していること自体は問題とされていません。足す価値があれば、紹介記事は読む人の役に立つ記事になります。


よくある疑問(Q&A)

Q1. アフィリエイトリンクが多い記事は、それだけで「薄い」とされますか?

Google 検索セントラル「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」 では、アフィリエイトに参加しているサイトがすべて内容の薄いサイトというわけではない、とされています。公式の説明で問題の中心に置かれているのは、リンクの数ではなく、独自の価値を足しているかどうかです。リンクの本数そのものについての基準は、このページには書かれていません。

Q2. ASP が用意している商品の説明文は、使ってもよいですか?

素材を使ってよいかどうかは、各ASPの規約で決まっています。そのうえで、使ってよい素材であっても、それだけを並べたページは、販売元の説明をそのまま載せたページと同じ形になります(当研究室の考え方)。素材は記事の一部にとどめ、記事の中心には自分で書いた比較や判断の材料を置きます。ASP のしくみは ASPとは?副業ブログの収益化の入口と、最初に登録する1社の選び方 を見てください。

Q3. スパムポリシーに当たると、どうやって分かりますか?

同じページには、手動による対策を受けたサイトには、Search Console の手動による対策レポートとメッセージで通知されること、問題に対処したうえで再審査をリクエストできることが書かれています。Search Console の始め方は 副業ブログのアクセス解析|サーチコンソールとアナリティクスの始め方 にまとめました。

Q4. すでに書いた紹介記事が「薄い」かもしれません。どうすればよいですか?

上の「5つの質問」で点検し、足りない付加価値を書き足すところから始めます(当研究室の考え方)。どの記事から手を入れるかは、サーチコンソールの数字を見て決めると迷いにくくなります。手順は 読まれない記事のリライト手順|サーチコンソールのクエリの見方 にまとめました。

Q5. 広告であることの表示(PR表記)も、このポリシーの話ですか?

PR表記は、このスパムポリシーとは別の決まりです。紹介記事での広告の示し方は 商品を紹介する記事の書き方 の「広告であることを、分かる場所に書く」を見てください。


まとめ:広告を貼る前に、足せる価値を書く

・Google のスパムポリシーには「内容の薄いアフィリエイト サイト」という項目がある。
・中心にあるのは、販売元の説明をほぼそのまま写し、独自の価値を足さずに広告リンクを載せること。
・アフィリエイトに参加していること自体は、問題とされていない。
・よい例として挙げられているのは、価格・独自のレビュー・テストと評価・ナビゲーション・比較などの追加情報。
・足し方の手がかりは、Google の「質の高いレビューを書く」(読む人の目線・違い・よい点と気になる点・販売元以外の視点・複数の販売者)。
・使っていない商品の「感想」は書かない。

紹介記事は、販売元のページと読む人のあいだに立つ記事です。販売元のページにない「比べる」「向かない人」「確かめた日付」を1つずつ足していけば、記事を読む理由が生まれます。まずは書いた紹介記事を1本開き、上の5つの質問に答えてみてください。

▶ 検索から読まれる記事の考え方は ブログSEOの基本|AIで“検索から読まれる記事”にする初心者向けの考え方、ブログづくり全体の流れは 【2026年最新】非エンジニアがAIで副業ブログを始める完全ガイド をどうぞ。

参考(公式の説明):Google 検索セントラル「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」/Google 検索セントラル「質の高いレビューを書く」


【免責】本記事は、Google 検索セントラルの公式の説明(2026年10月時点で確認したもの)をもとにした一般的な整理です。個別のページがポリシーに当たるかどうかを判定するものではなく、検索の順位や表示を約束するものでもありません。ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)の素材や広告の扱いは、各ASPの規約とヘルプでご確認ください。