商品を紹介する記事の書き方|買う前の疑問に答える6つの型

商品を紹介する記事の書き方|買う前の疑問に答える6つの型

ASPに登録して、広告を貼れる状態になった。ところが、いざ書こうとすると手が止まる——「この商品のこと、どう書けばいいのか分からない」。ここはAI所長の副業ブログ研究室。今回は、商品やサービスを紹介する記事の書き方を、見出しの並べ方から、公開前に見るところまで手順で整理します。

先に結論です。紹介記事で答えるべきことは、「この商品は良いか悪いか」ではありません。「読んでいる人にとって、合うか合わないか」です。この一点を外さなければ、書く順番は自然に決まります。

AI所長

AI所長
紹介記事は、ブログの中でいちばん誤解されている種類の記事です。ほめる文章を書く場所だと思われがちですが、実際は判断を助ける文章を書く場所なんですよ。今日は ①ふつうの記事との違い ②書く前に決める3つ ③使ったことがない商品の扱い ④買う前の疑問に答える6つの型 ⑤すすめない人の書き方 ⑥守るべき決まり ⑦AIの使いどころ ⑧公開前のチェック——この順で見ていきましょう。
タカシくん(30代・会社員)

タカシくん(30代・会社員)
所長、正直に言うと、僕はまだその商品を使っていないんです。それでも書いていいものでしょうか?
AI所長

AI所長
いい質問ですね、タカシくん。そこは今日いちばん大事なところなので、③で丸ごと一章とってあります。結論だけ先に言うと、書き方を変えれば書けます。ただし、使ったふりだけはしない——ここが分かれ道です。

商品を紹介する記事は、ふつうの記事と何が違うのか

いちばん大きな違いは、読んでいる人の状態です。解説記事を読む人は「知りたい」段階ですが、紹介記事を読む人はすでに買うかどうかで迷っている段階にいます。検索する言葉も「〇〇とは」ではなく、「〇〇 評判」「〇〇 料金」「〇〇 比較」のように、最後のひと押しを探す形になります。

見るところ ふつうの解説記事 商品を紹介する記事
読む人の状態 まだ知らない。全体像を知りたい だいたい知っている。決めきれずにいる
知りたいこと それは何か、どうやるのか 自分に合うのか、いくらかかるのか、やめられるのか
読み方 上から順に読む 見出しを飛ばして、料金や欠点から見る
書き手の仕事 分かるように説明する 判断できる材料を、もれなく並べる
書き終わりの合図 疑問が解けた 「やめておこう」も含めて、決められる状態になった
ここだけ覚えておく
紹介記事の目的は「買ってもらうこと」ではなく、読む人が自分で決められるようにすることです。結果として合わない人が離れていきますが、それは失敗ではありません。合わない人に申し込まれるほうが、あとで困ることになります。

書き始める前に決める、3つ

白紙の状態から書き出すと、途中で「何を書けばいいのか」が分からなくなります。先に決めておくのは3つだけです。

① 誰の、どの迷いに答えるのか

同じ商品でも、読む人によって知りたいことが違います。たとえばレンタルサーバーなら、はじめて契約する人が気にするのは「手順」ですが、乗り換えを考えている人が気にするのは「引っ越しの手間」です。両方に一度に答えようとすると、どちらにも刺さらない記事になります。

決め方のコツ
「この記事は、〇〇で迷っている人のために書く」と一文にして、下書きのいちばん上に書いておきます。書いている途中で迷ったら、その一文に戻ります。記事の組み立て方そのものは ブログ記事の構成の作り方|書き始める前に見出しを決める手順 にまとめてあります。

② 自分は、その商品を使ったことがあるか

ここが、記事の書き方を大きく分けます。使ったことがあるなら、使ってみて分かったことが記事の中心になります。使ったことがないなら、中心は公表されている情報の整理になります。どちらでも記事は成り立ちますが、混ぜてはいけません。詳しくは次の章で扱います。

③ 「すすめない人」を、先に決めておく

良いところだけを並べた記事は、読む人に警戒されます。書き始める前に「こういう人には向かない」を2つか3つ書き出しておくと、記事全体の姿勢が最後までぶれません。これは記事を弱くする作業ではなく、むしろ信用をつくる作業です。

フクさん(50代・会社員)

フクさん(50代・会社員)
欠点を書いてしまうと、申し込みが減ってしまいませんか? 少し怖い気もします。
AI所長

AI所長
その心配は自然なものです、フクさん。ただ、読む人は欠点を探しに来ているんですよ。書いていないと「都合の悪いことを隠しているのでは」と思われて、結局よそのページで欠点を確認してから、そちらで申し込む——という流れになりがちです。先に書いてしまったほうが、話が早いんです。

使ったことがない商品を、どう扱うか

副業ブログを始めたばかりの時期は、紹介したい商品を全部は使えません。このとき取れる道は2つです。ひとつは、使わずに「公表されている情報の整理」として書く道。もうひとつは、使ってから書く道。やってはいけないのは、使っていないのに使ったように書くことだけです。

使ったことが 書けること 書かないほうがよいこと
ない 公式サイトに書かれている料金・仕様・条件の整理/他の選択肢との数字の比較/公開されている利用者の声を「そう書かれている」として引く/申し込みの流れ 使用感(速い・重い・使いやすい)/「試したところ」「届いた」などの体験の描写/写真を撮ったかのような説明
ある 使って分かったこと/つまずいた場所/どのくらいの期間使ったか/合わなかった点/やめたなら、その理由 一度使っただけで全体を語ること/古い時期の情報を今の話として書くこと
ここは決まりの話です
広告であることを隠して宣伝すること(いわゆるステルスマーケティング)は、景品表示法で規制の対象になっています。考え方や具体例は消費者庁のステルスマーケティング規制のページで公開されているので、紹介記事を書き始める前に一度目を通しておくと安心です。使っていないのに「使ってみた」と書くことは、読む人をだますだけでなく、書き手自身の立場を危うくします。

使っていない場合の、言い換えの型

・「速いです」→ 「公式サイトでは〇〇という数値が公表されています」
・「使いやすいです」→ 「管理画面は〇〇の操作が中心だと説明されています」
・「サポートが親切でした」→ 「サポートは〇時〜〇時、方法は〇〇と案内されています」
・「おすすめです」→ 「〇〇を重視する人には、条件が合いやすい内容です」

この言い換えをすると、文章は少し固くなります。それでも、読む人にとっては「どこまでが確かな情報か」が分かるほうが役に立ちます。公表されている数字を引くときは、出どころと確認した時期を書き添えておくと、あとで見直すときにも楽です。書いた内容の確かめ方は AIが書いた記事の事実確認|間違いを見つける4つの手順 にまとめてあります。


買う前の疑問に答える、6つの型

紹介記事の見出しは、毎回ゼロから考える必要はありません。買う前の人が知りたいことは、だいたい決まっているからです。次の6つを、この順番で並べる——これが基本の型になります。

順 見出しで答えること 読む人の頭の中
① 結論:どんな人に向いていて、どんな人には向かないか で、自分はどっち?
② それは何ができるものか(特徴を3つまで) 何をしてくれるものなの?
③ お金の話:料金と、あとから追加で要るもの 結局いくらかかる?
④ 始め方:申し込みから使えるまでの手順 難しくない? どのくらい時間がかかる?
⑤ ほかの選択肢との違い ほかと比べて、これを選ぶ理由は?
⑥ やめるとき:解約の方法と、やめにくさ 合わなかったら、戻れる?
①を先頭に置く理由
読む人は、上から順に読んでくれるとはかぎりません。結論を最後に置くと、たどり着く前に画面を閉じられてしまいます。向く人・向かない人を冒頭で示すと、合う人だけが続きを読む形になり、記事も読まれ方も落ち着きます。
③でつまずかないために
料金は「月々いくら」だけでなく、初期費用・契約の単位・更新時の金額・無料の範囲まで並べます。ここが薄いと、読む人はよそのページへ確認しに行きます。数字は公式ページの表記をそのまま写し、確認した時期を添えておきます。
⑥は、いちばん書かれていない場所
解約の手順、解約できる時期、返金の有無。買う前の人は、ここを知ると安心して前に進めます。他の記事にあまり書かれていないので、記事の値打ちが出やすい場所でもあります。

この6つが埋まれば、記事としては十分な形になります。無理に情報を増やすより、6つそれぞれが具体的かどうかを見たほうが、読む人の役に立ちます。


「すすめない人」を書くと、記事の見え方が変わる

紹介記事でいちばん差がつくのが、ここです。良い点だけの記事はどこにでもあるので、読む人は流し読みします。一方、「こういう人には向きません」と書いてある記事は、読む手が止まります。

書き方 読む人の受け取り方
良い点だけを並べる 宣伝だな、と身構える。欠点をよそで探しに行く
欠点を、ぼかして書く 何が言いたいのか分からない。判断できない
向かない人を、はっきり書く 正直に書いているな、と感じる。ほかの記述も信じやすくなる

「向かない人」の書き方、3つの型

型A|条件で切る
「〇〇の機能を使いたい人には、この料金帯では足りません」

型B|手間で切る
「設定を自分で調べるのが苦しい人には、向かない場面があります」

型C|時期で切る
「まだ記事が数本の時期に申し込むと、使わないまま費用だけ続きます」

注意したいのは、けなすことと、向き不向きを書くことは別物だという点です。事実にもとづかない悪口は、相手にとっても読む人にとっても害になります。書くのは「この条件の人には合わない」という範囲の話にとどめます。


紹介記事で守る、3つの決まり

① 広告であることを、分かる場所に書く

広告のリンクを置くなら、読む人が見つけられる場所に広告であることを示します。記事のいちばん下に小さく書くのではなく、本文が始まる前に置くのが分かりやすい形です。ASPや広告の仕組みそのものは ASPとは?副業ブログの収益化の入口と、最初に登録する1社の選び方 にまとめてあります。

② 公式の画像・文章を、そのまま持ってこない

商品の写真や説明文には、作った人の権利があります。ASPが用意している素材や、公式に配布されている画像は使ってよい場合がありますが、検索して出てきた画像をそのまま貼るのは別の話です。引用の形や画像の扱いは ブログの引用と著作権|画像・文章でやってはいけないこと に整理してあります。

③ 言い切りすぎない・日付を書く

料金や仕様は変わります。「〇〇円です」と書き切ると、改定された瞬間に誤りになります。「〇年〇月時点の公式サイトの表記では」と一言添えておくと、記事の寿命が延び、あとで直すときにも探しやすくなります。

書かないほうがよい表現
効果や結果を言い切る表現(「これを使えば結果が出ます」「収入が増えます」など)は、根拠が示せないかぎり書きません。健康・美容・お金に関わる分野では、表現そのものが法令の対象になることもあります。迷ったら、数字と出どころだけを並べて、判断は読む人に返す形にします。

AIの使いどころと、任せないほうがよいところ

紹介記事は、AIと相性が良い部分と、悪い部分がはっきり分かれます。

作業 AIに任せてよいか 理由
見出しの案出し 任せてよい 6つの型に沿って並べ替えるだけの作業。抜けの点検にも向く
公式ページの内容の要約 下書きまで 要約は速いが、数字の取り違えが起きる。元のページと突き合わせる
向かない人の書き出し 下書きまで 一般論になりやすい。読者像に合わせて書き直す
料金や条件の記述 任せない 古い情報や、存在しない条件がまざることがある
使った感想 任せない 使っていない人の代わりに書かせると、事実でない文章ができあがる
公開前の読み返し 半分だけ 言い回しの点検は向く。事実の確認は人がやる

AIで書いた文章の扱いと、検索との関係は AIで書いた記事はSEOに不利?|Googleの考え方と安全な使い方 にまとめてあります。紹介記事はとくに、数字と固有名詞の確認が要になります。


公開前に見る、10のチェック

□ 1 冒頭で「向く人・向かない人」を示している
□ 2 料金に、初期費用・更新時・無料の範囲まで書いてある
□ 3 数字に「いつ時点の情報か」が添えてある
□ 4 やめ方(解約・返金)に触れている
□ 5 使っていない商品に、使ったような書き方をしていない
□ 6 広告のリンクがあるなら、広告と分かる表示が本文の前にある
□ 7 画像は、使ってよいと分かっているものだけ
□ 8 効果や結果を言い切る表現が残っていない
□ 9 公式ページの数字を、元のページと突き合わせた
□ 10 関連する自分の記事へのリンクを置いた

この10項目は、記事を書き終えた直後よりも、一晩おいてから見るほうが抜けを見つけられます。公開のボタンを押す前の10分を、ここに使う価値があります。


やりがちな失敗、5つ

失敗①|商品の説明で終わってしまう
公式サイトに書いてあることを並べ直しただけの記事は、公式サイトを見れば済みます。読む人が求めているのは「自分に合うかどうかの判断材料」です。
失敗②|比べる相手を出さない
1つだけを紹介されても、読む人は高いのか安いのか分かりません。ほかの選択肢を2つ並べるだけで、記事の役に立ち方が変わります。
失敗③|「おすすめ」を連呼する
すすめる言葉の数と、説得力は比例しません。理由を1つ具体的に書くほうが、10回すすめるより届きます。
失敗④|書きっぱなしで、直さない
料金改定やサービス終了があると、記事はそのまま誤った案内になります。紹介記事は半年に一度は見直すものとして扱います。
失敗⑤|読まれていない記事に、時間をかけ続ける
直す先を決めるには、どの言葉で読まれているかを見るのが早道です。手順は 読まれない記事のリライト手順|サーチコンソールのクエリの見方 にまとめてあります。

よくある疑問(Q&A)

Q1. 使ったことがない商品でも、紹介記事は書けますか?

書けます。ただし、中身は「公表されている情報の整理」になります。使用感や体験を書かず、料金・条件・手順・他との違いを並べる形です。逆に言えば、使っていないのに使ったように書くことだけは避ける、という一線を守れば問題ありません。

Q2. ほかの商品と比べるとき、いくつ並べればよいですか?

2つか3つで足ります。多く並べるほど親切に見えますが、読む人の決めやすさは下がります。「本命と、それを選ばなかった人の行き先」という組み立てにすると、数が少なくても記事として成立します。

Q3. 欠点を書くと、成果が出にくくなりませんか?

成果の出方は商品や読者層によって変わるため、一概には言えません。ただ、欠点が書かれていない記事は、読む人がよそで確認してから決める流れになりやすく、結局その記事の役目が終わってしまうという面はあります。欠点は、合わない人に申し込ませないための仕組みでもあります。

Q4. 記事の題名に、商品名を入れたほうがよいですか?

その商品を名前で探している人に向けて書くなら、入れます。まだ商品を知らない人に向けて書くなら、悩みの言葉のほうが合います。どちらの人に読んでほしいかで決めるのが分かりやすい基準です。題名と検索の考え方は ブログSEOの基本|AIで“検索から読まれる記事”にする初心者向けの考え方 にまとめてあります。

Q5. 記事が何本になってから、紹介記事を書けばよいですか?

本数で決める必要はありません。ただ、紹介記事だけが並んでいるブログは、読む人にとって役に立つ場面がかぎられます。悩みに答える記事を土台にして、その先に紹介記事を置く——この順番だと、読む人の流れも自然になります。書く題材の見つけ方は ブログのネタが尽きたとき|書くことの見つけ方とキーワード探し が役に立ちます。


まとめ:紹介記事は、判断を助ける記事

・答えるのは「良いか悪いか」ではなく、読む人に合うか合わないか。
・書く前に決める3つ=誰の迷いか/使ったことがあるか/すすめない人。
・使っていない商品は「公表されている情報の整理」として書く。使ったふりはしない。
・見出しは6つの型=①結論 ②何ができるか ③お金 ④始め方 ⑤ほかとの違い ⑥やめ方。
・向かない人をはっきり書くと、ほかの記述も信じてもらえる。
・決まりは3つ=広告表示/画像と引用/言い切らない・日付を書く。
・AIに任せるのは見出しと下書きまで。料金と体験は任せない。
・公開前に10項目。一晩おいてから見ると抜けが見つかる。

紹介記事は、書き手にとっていちばん緊張する種類の記事です。ほめれば嘘くさくなり、けなせば意味がなくなる。その真ん中にあるのが、「こういう人には合い、こういう人には合いません」という書き方です。判断を読む人に返すつもりで書けば、文章は自然と落ち着きます。

▶ ブログづくり全体の流れは 【2026年最新】非エンジニアがAIで副業ブログを始める完全ガイド|ゼロから作って育てる全手順、収益の入口は ASPとは?副業ブログの収益化の入口と、最初に登録する1社の選び方 をどうぞ。

▶ 書いた内容の確かめ方は AIが書いた記事の事実確認|間違いを見つける4つの手順、公開前の見た目の点検は ブログのスマホ表示を公開前に確認する方法|見落としやすい5つの場所 が役立ちます。


【免責】本記事は情報提供を目的とした一般的な整理です。広告表示に関する決まりや各サービスの料金・仕様は改定されることがあり、個別の事情によって判断が変わる場合があります。実際に記事を書く際は、消費者庁をはじめとする公的機関の案内と、各サービスの公式情報・規約をあわせてご確認ください。本記事は成果や収益を保証するものではありません。