noindexとcanonicalの違い|タグページや似た記事をどう扱うか

noindexとcanonicalの違い|タグページや似た記事をどう扱うか

ブログの設定を調べていると、noindex(ノーインデックス)とcanonical(カノニカル)という2つの言葉に出会います。どちらも「検索結果に出るページを整える」話なので、混ざりやすい言葉です。ここはAI所長の副業ブログ研究室。今回は2つの違いと使い分けを、Google 検索セントラルの案内に沿って整理します。

先に結論です。noindex は「このページを検索結果に出さないで」という合図。canonical は「同じ内容のURLがいくつかあるとき、代表はこのURL」という合図です。Google の案内では、代表のURLを選ぶために noindex を使うことはすすめられていません。そして WordPress では、記事の canonical は最初から出力されるしくみになっています。

タカシくん(30代・会社員)

タカシくん(30代・会社員)
所長、タグのページが検索に出ると「重複コンテンツ」で評価が下がるから noindex にしろ、という記事を読みました。本当ですか。
AI所長

AI所長
順番に確かめましょう、タカシくん。まず Google は、サイトの中で重複コンテンツが起きるのは通常のことで、スパムポリシーの違反にはならないと説明しています。怖がる前に、2つの合図が何をするものかを見ていきます。

2つの違いを1枚の表で

noindex canonical(rel=”canonical”)
ひとことで このページを検索結果に出さないで 同じ内容のURLのうち、代表はこれ
対象 1つのページ 同じ(または似た)内容の、いくつかのURL
書く場所 meta タグ、または HTTP ヘッダー(X-Robots-Tag) HTML の head の中の link 要素など
Google の受け止め方 検出すると、そのページを検索結果から外す 代表を選ぶときの強いシグナルの1つ。最終的には Google が選ぶ
WordPress 「検索エンジンでの表示」の設定や、検索結果ページなどで出力される 投稿・固定ページなど、1件ずつのページで出力される

表の「Google の受け止め方」と「WordPress」の行は、このあと公式の説明で1つずつ確かめます。


canonical とは|「正規化」と代表のURL

Google 検索セントラル「URL の正規化とは何か」 では、正規化とは、そのコンテンツを代表する正規の URL を選ぶことだと説明されています。同じページには、同じ内容のURLができてしまう例として、次のようなものが挙げられています。

・デバイスの違い:同じページに、モバイル版と PC 版がある
・プロトコルの違い:http 版と https 版の両方がある
・サイトの機能:並べ替えや絞り込みで、カテゴリのページの結果がいくつも作られる
・意図しないもの:クローラーが見られる場所に、試しに作ったデモ版が残っている
・地域の違い:国ごとにURLが分かれているが、言語も内容も実質的に同じ

同じページの説明では、正規のページはもっとも高い頻度でクロールされ、重複ページはそれより低い頻度でクロールされること、検索結果には通常は正規のページが表示されること(ただし、重複ページのほうが明らかに検索する人に合う場合は別)も書かれています。

http と https の両方が開ける状態は、上の「プロトコルの違い」の例そのものです。https への切り替えと確かめ方は ブログのSSL(https)の確かめ方|「保護されていない通信」と混在コンテンツの直し方 にまとめました。

Google は「指定どおり」に選ぶとは限らない

同じページでは、Google がいくつかのシグナルをもとに正規のページを選ぶこと、リダイレクトやサイトマップ、rel=”canonical” で希望を伝えることはできるが、Google が別のページを選ぶこともあることが説明されています。canonical は「命令」ではなく、Google に渡す材料の1つと考えるのが、公式の書き方に近い受け止め方です(当研究室の整理)。


代表のURLを伝える3つの方法|強いものから

Google 検索セントラル「rel="canonical" などを利用して正規 URL を指定する方法」 には、代表のURLを伝える方法が、効果の強い順に挙げられています。

方法 公式の説明の要点 ブログでの場面(当研究室の整理)
リダイレクト(転送) リダイレクト先が正規のページになるべきことを強く示すシグナル 古いURLを使わなくなったとき(URLの変更・http から https へ)
rel=”canonical” 指定したURLが正規のページになるべきことを強く示すシグナル 両方のURLを残したまま、代表だけを伝えたいとき
サイトマップに入れる シグナルとしては弱い 代表にしたいURLだけを載せておく

同じページには、方法を組み合わせると効果的なこと、そしてどの方法も必須ではないことも書かれています。URLを変えたときの転送の手順は 記事のURL変更と削除|404とリダイレクト(転送)を確かめる手順 を見てください。

rel=”canonical” の書き方の決まり

同じページで、rel=”canonical” について確かめられた決まりは次のとおりです。

・link 要素は、HTML の head の中に書かれているときだけ受け入れられる
・相対パスではなく、https:// から始まる完全なURLで書く
・正規のページ自身にも、自分を指す canonical を付けてよい(自己参照)
・1つのページに、いくつもの違うURLを正規として指定しない
・URL のフラグメント(# から後ろ)を正規として指定しない

noindex とは|検索結果に出さないための合図

Google 検索セントラル「noindex を使用してコンテンツをインデックスから除外する」 では、noindex の書き方は2つと説明されています。ページの HTML に書く meta タグと、サーバーの応答に付ける HTTP ヘッダー(X-Robots-Tag)です。

robots.txt でふさぐと、noindex が読まれない

同じページには、noindex を効かせるには、そのページを robots.txt でブロックせず、クローラーがページを見られるようにしておく必要がある、と書かれています。ブロックされていると、クローラーは noindex を読めません。「出したくないから、両方やっておく」は、かえって逆効果になる組み合わせです。

検索結果から消えるまで、時間がかかることがある

同じページでは、ページの重要度によっては Googlebot が再びアクセスするのが数か月後になることがある、と説明されています。noindex を付けても、すぐに検索結果から消えるとは限りません。急いで消したい場合は、別の削除の手続きを使うよう案内されています。

サイト全体に noindex が出る設定(WordPress の「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」)の外し忘れは、記事がまったく検索に出ない原因になります。確かめ方は 記事が検索結果に出てこないとき|インデックス登録の確認と依頼の手順 にまとめました。

いちばん大事な違い|代表を選ぶのに noindex は使わない

Google 検索セントラル「rel="canonical" などを利用して正規 URL を指定する方法」 には、代表のURLを選ばせる目的で noindex を使うことはおすすめしない、とはっきり書かれています。理由は、noindex を付けたページはGoogle 検索から完全にブロックされてしまうからです。同じページには、正規化の目的で robots.txt を使わないように、とも書かれています。

やりたいこと 使う合図(公式の説明にもとづく整理)
同じ内容のURLが2つある。代表のほうを検索に出したい canonical(またはリダイレクト)
このページは、そもそも検索結果に出したくない noindex(robots.txt でふさがない)
古いURLを使わなくなった リダイレクト(転送)
フクさん(50代・会社員)

フクさん(50代・会社員)
「出したくない」と「代表を決めたい」は、別の話なんですね。
AI所長

AI所長
そのとおりです、フクさん。noindex は「消す」側の合図、canonical は「まとめる」側の合図です。迷ったら、「このページを、検索する人に一度も見せたくないのか」を自分に聞いてみると分けやすくなります(当研究室の考え方)。

WordPress では何が最初から出ているか

記事と固定ページには canonical が出る

WordPress 公式リファレンス「rel_canonical()」(英語) によると、WordPress の rel_canonical() は1件ずつのページ(singular)のときに rel=canonical を出力する関数です(バージョン 2.9.0 で追加)。投稿や固定ページのように1件だけを表示するページでは、WordPress 本体のしくみで canonical が出る、ということです。自分で書き足す前に、まず今出ているものを確かめるのが順番です(当研究室の考え方)。

サイト内検索の結果ページには noindex が出る

WordPress 公式リファレンス「wp_robots_noindex_search()」(英語) には、サイト内の検索を行っているときは noindex を出力すると書かれています(バージョン 5.7.0 で追加)。ブログの検索窓で検索した結果のページは、WordPress 本体の側で「検索結果に出さないで」の合図が出るしくみです。

テーマや SEO 用のプラグインを入れていると、これとは別に canonical や noindex を出していることがあります。同じ合図が2つ出ていないか、思わぬページに noindex が付いていないかは、次の手順で確かめます。

タグページ・カテゴリーページはどうするか

タグやカテゴリーの一覧ページに noindex を付けるべきかについて、今回確かめた Google の公式ページには、決まった答えは書かれていません。ここからは当研究室の考え方です。

・タグの一覧ページは、記事と同じ内容のURLではありません。記事を並べた別のページです。だから canonical で記事に向ける話ではありません。
・Google は、サイト内の重複は通常のことで、スパムポリシーの違反ではない、と説明しています。「重複で評価が下がるから」という理由だけで noindex にする必要は、公式の説明からは見当たりません。
・それでも、記事が1〜2本しかないタグの一覧ページは、検索する人にとって中身の薄いページになりがちです。noindex を考えるより先に、タグの付け方そのものを見直すほうが根本の手当てになります。

タグとカテゴリーの分け方は ブログのカテゴリーとタグの決め方|記事が増えても崩れない分け方 にまとめました。

似た記事が2本あるときは

内容の近い別々の記事は、URLが違うだけの「同じページ」とは違います。canonical で片方を指すより先に、2本の役割をどう分けるかを考える話です。この扱いは 読まれない記事のリライト手順|サーチコンソールのクエリの見方 の Q4「似た記事が2本あります」で扱っています。


今のブログの状態を確かめる3つの手順

手順1|ページのソースで「canonical」と「robots」を探す

ログインしていないブラウザで記事を開き、ページのソースを表示して(ブラウザによって操作の名前が違います)、「canonical」と「robots」で検索します。canonical のURLがその記事自身の https のURLになっているか、記事に noindex が付いていないかを見ます。canonical が2つ出ていないかも、ここで分かります(当研究室の進め方)。

手順2|Search Console の URL 検査で見る

Google 検索セントラル「noindex を使用してコンテンツをインデックスから除外する」 では、Search Console の URL 検査ツールで、Googlebot が受け取った HTML を見て noindex が正しく入っているかを確かめられる、と案内されています。

手順3|「ページのインデックス登録」レポートで見る

同じページでは、ページのインデックス登録レポートで、Googlebot が noindex を見つけたページを確かめられる、とも案内されています。登録したい記事がそこに入っていたら、設定を見直す合図です。レポートの読み方は 記事が検索結果に出てこないとき の「ページ」レポートの節にまとめました。


AIの使いどころと、任せないほうがよいところ

作業 AIに任せてよいか 理由
ページのソースを貼って、canonical と robots の行を探してもらう 任せてよい 長い HTML から決まった行を探すのは得意
noindex と canonical の違いを、たとえ話で説明してもらう 下書きまで 公式の説明と食いちがっていないかは、自分で照らしあわせる
どのページに noindex を付けるか決めてもらう 任せない サイト全体の見え方が変わる判断。ブログの方針で自分が決める
canonical のタグを書いてもらい、そのまま貼る 任せない 本体やテーマがすでに出していると、2つ出ることになる

やりがちな失敗、5つ

① 代表を決めたいのに noindex を使う
公式の案内では、正規化の目的で noindex を使うことはすすめられていません。ページが検索から完全に外れます。

② noindex のページを robots.txt でもふさぐ
クローラーがページを見られないと、noindex が読まれません。

③ テーマ・プラグイン・自分の手書きで、canonical が2つ出る
1つのページに、いくつもの違うURLを正規として指定しないよう案内されています。

④ 「重複コンテンツ」を怖がって、タグページをまとめて noindex にする
サイト内の重複は、通常のことでスパムポリシーの違反ではない、と説明されています。

⑤ noindex を付けて、翌日に消えていないと慌てる
Googlebot が再びアクセスするまで、数か月かかることもある、と案内されています。


よくある疑問(Q&A)

Q1. 記事ごとに canonical を書き足したほうがよいですか?

WordPress 公式リファレンス「rel_canonical()」(英語) のとおり、WordPress では1件ずつのページで canonical が出力されるしくみです。書き足す前に、手順1でいま出ているものを確かめます。2つ目を足すと、③の失敗になりかねません(当研究室の考え方)。

Q2. noindex と canonical を、同じページに一緒に付けてもよいですか?

「代表のURLを選ばせる目的で noindex を使わない」と案内されているので、代表を決めたいページに noindex を足すのは、目的と合わない組み合わせです。「出さない」か「まとめる」か、どちらをしたいのかを先に決めます(当研究室の考え方)。

Q3. canonical を指定したのに、Google が別のURLを選んでいます。

Google 検索セントラル「URL の正規化とは何か」 のとおり、canonical は希望を伝える手段で、Google が別のページを選ぶこともあります。リダイレクトやサイトマップと組み合わせると効果的、とも案内されています。

Q4. 公開したくない下書きのようなページは、noindex で隠せますか?

noindex は「検索結果に出さない」合図で、URLを知っている人はページを開けます。人に見せたくないページは、そもそも公開しないのが確実です(当研究室の考え方)。

Q5. noindex を付けたページは、サイトマップに残しておいてよいですか?

サイトマップは代表にしたいURLを伝える(弱い)シグナルの1つ、と案内されています。検索に出したくないページを載せておくのは、伝えたいことと食いちがう形です。載せないほうがすっきりします(当研究室の考え方)。


まとめ:「出さない」は noindex、「まとめる」は canonical

・noindex=このページを検索結果に出さないで。meta タグか HTTP ヘッダーで書く。robots.txt でふさがない。
・canonical=同じ内容のURLのうち、代表はこれ。強いシグナルだが、最終的には Google が選ぶ。
・代表を選ばせる目的で noindex や robots.txt は使わない(公式の案内)。
・サイト内の重複は通常のことで、スパムポリシーの違反ではない。
・WordPress は、記事・固定ページで canonical を、サイト内検索の結果ページで noindex を出す。書き足す前に、いまの状態を確かめる。
・タグページは記事の重複ではない。noindex を考える前に、タグの付け方を見直す。

2つの合図は、どちらも「検索する人に、どのページを見せるか」を整える道具です。まずは記事を1本開いてページのソースを表示し、「canonical」と「robots」の行を探してみてください。いまのブログが Google に何を伝えているかが、そこで分かります。

▶ 検索から読まれる記事の考え方は ブログSEOの基本|AIで“検索から読まれる記事”にする初心者向けの考え方、立ち上げ時の設定の見直しは WordPress初期設定これだけ|初心者が最初にやる設定チェックリスト をどうぞ。

参考(公式の説明):Google 検索セントラル「URL の正規化とは何か」/Google 検索セントラル「rel="canonical" などを利用して正規 URL を指定する方法」/Google 検索セントラル「noindex を使用してコンテンツをインデックスから除外する」/WordPress 公式リファレンス「rel_canonical()」(英語)/WordPress 公式リファレンス「wp_robots_noindex_search()」(英語)


【免責】本記事は、Google 検索セントラルと WordPress の公式リファレンスの説明(2026年10月時点で確認したもの)をもとにした一般的な整理です。検索の順位や表示を約束するものではありません。WordPress の公式リファレンスは英語のため、内容は当研究室の訳で紹介しています。テーマやプラグインによって、出力される内容は変わることがあります。