ブログのカテゴリーとタグの決め方|記事が増えても崩れない分け方

ブログのカテゴリーとタグの決め方|記事が増えても崩れない分け方

記事が20本を超えたころ、ふと自分のブログを開いて驚くことがあります。カテゴリーが10個以上に増えていて、しかも中身が1本ずつしかない。ここはAI所長の副業ブログ研究室。今回は、記事が増えても崩れないカテゴリーとタグの決め方を、すでに崩れてしまった場合の直し方までふくめて整理します。

先に結論です。カテゴリーは3〜5個にとどめ、タグはカテゴリーをまたぐ言葉だけに使う。この2つを守るだけで、記事が何本に増えても形は保たれます。増えて困るのは、思いついた順に足していくからです。

AI所長

AI所長
カテゴリーは、書くたびに増やしていくものではありません。読む人が探すときの入口ですから、入口が10個もあったら、どこから入ればいいのか分かりませんよね。今日は ①カテゴリーとタグの違い ②なぜ崩れるのか ③カテゴリーの決め方 ④タグの決め方 ⑤崩れたブログを直す5ステップ ⑥直したあとに見る場所——この順で見ていきましょう。
タカシくん(30代・会社員)

タカシくん(30代・会社員)
所長、僕は記事を書くたびに新しいカテゴリーを作ってしまって、いま12個あります……。
AI所長

AI所長
よくあることですよ、タカシくん。12個のうち、記事が3本以上入っているものは何個あるでしょうか。そこを数えるところから始めると、直す道筋が見えてきます。⑤で手順にしてありますから、順番にやっていけば戻せます。

カテゴリーとタグは、役割が違う

まず、この2つを混同しているために崩れている場合がとても多いので、違いをはっきりさせておきます。カテゴリーは「置き場所」、タグは「横串のラベル」です。

見るところ カテゴリー タグ
役割 記事の置き場所。棚のようなもの 棚をまたいで付ける目印。付箋のようなもの
1記事に 1つが基本(多くても2つ) 付けない記事があってよい。付けても3つまで
数の目安 ブログ全体で3〜5個 使うなら10〜20個。増えすぎたら見直す
入れ子 できる(親子)。ただし2階層まで できない。すべて横並び
考え方 この記事は、どの話の仲間か ほかの棚の記事とも、この点で共通している
決める時期 書く前に決まっている 記事が増えてから、必要になれば作る
いちばん分かりやすい見分け方
「この記事を、どこか1か所だけに置くとしたらどこか」——答えられるのがカテゴリー。
「棚は違うけれど、この点だけは同じ」——それがタグです。

この違いを押さえておくと、次の判断が早くなります。迷ったときはカテゴリーを増やさず、タグで拾う。それでも収まらなければ、その話題は記事が足りていないだけかもしれません。


記事が増えると、なぜ崩れるのか

崩れ方には、決まった型があります。3つのどれか、あるいは全部が同時に起きています。

崩れ方①|書くたびにカテゴリーを足してしまう

新しい話題を書いたとき、ぴったりの棚が無いと感じて、その場で棚を増やす。これを繰り返すと、記事1本しか入っていないカテゴリーが並びます。読む人から見ると、入口を押しても1本しか出てこないので、「このブログは中身が薄い」という印象になってしまいます。

崩れ方②|1つの記事に、カテゴリーを3つも4つも付ける

どれにも当てはまる気がして、ぜんぶ付ける。すると、どのカテゴリーを開いても同じ記事が並ぶ状態になります。分類は、分けるためのものです。すべてに入れてしまうと、分けたことになりません。

崩れ方③|カテゴリーとタグに、同じ言葉を使ってしまう

「SEO」というカテゴリーがあり、同じ「SEO」というタグもある。この状態だと、ほぼ同じ内容の一覧ページが2つできます。読む人は迷いますし、管理する側も、どちらに付けたか分からなくなります。

フクさん(50代・会社員)

フクさん(50代・会社員)
うちは崩れ方①と③が両方あります。もう手遅れでしょうか。
AI所長

AI所長
手遅れではありませんよ、フクさん。カテゴリーの付け替えは、あとからいくらでもできます。ただし1か所だけ、先に確認しておきたい設定があります。URLの形によっては、付け替えると記事の住所が変わってしまうんです。これは⑤の手順の中でお話ししますね。

カテゴリーの決め方|読む人の段階で分ける

カテゴリーを決めるときによくある間違いが、自分の書きたいことで分けることです。読む人は「書き手が何を書きたいか」では探しません。自分がいま何に困っているかで探します。

決め方の手順|書き出す → 山を作る → 名前をつける

ステップ1 書いた記事の題名を、紙かメモに全部書き出す
ステップ2 似ているものを寄せて、3〜5つの山に分ける
ステップ3 山ごとに「この山を探しに来る人は、何に困っているか」を一文にする
ステップ4 その一文を短くして、カテゴリーの名前にする
ステップ5 どの山にも入らない記事は、いったん保留の箱に置く

大事なのはステップ2で山の数を先に決めてしまうことです。「きれいに分かれるまで山を増やす」とやると、また10個に戻ります。3〜5つに無理やり寄せてみると、自分のブログが何の話をしているのかが見えてきます。

数の目安と、1カテゴリーの最低本数

ブログの記事数 カテゴリー数の目安 考え方
〜10本 2〜3個 まだ分ける段階ではない。分けすぎると空の棚ができる
10〜30本 3〜5個 読む人の段階(はじめる/書く/育てる)で分けやすい時期
30〜60本 4〜6個。必要なら子カテゴリー 多いカテゴリーだけを2つに割る。全体は増やさない
60本〜 5〜7個+子カテゴリー 親は増やさず、子で細かく分ける
目安のひとつ
1つのカテゴリーに記事が3本以上入る見込みがあるか。入らないなら、それはカテゴリーではなくまだ書ききっていない話題です。棚を作るより、記事を2本足すほうが先になります。

名前の付け方|読む人が使う言葉で、短く

・短くする……2〜8文字くらい。長い名前は一覧に並んだときに読みにくい
・読む人の言葉にする……専門用語より、検索するときの言い回し
・重ならないようにする……「書き方」と「文章術」のように、意味が近い名前を並べない
・「その他」「雑記」を作らない……作った瞬間、行き先に困った記事が全部そこへ流れ込む

記事の組み立てと同じで、分類も先に決めておくと迷いが減ります。書く前の設計については ブログ記事の構成の作り方|書き始める前に見出しを決める手順 にまとめてあります。


タグの決め方|「カテゴリーをまたぐ言葉」だけに使う

タグは、無くても困りません。まずはそこから出発すると、判断がはっきりします。タグを付けるのは、カテゴリーの枠を越えて共通する点があるときだけです。

例 タグにする? 理由
「初心者向け」 △ ほとんどの記事に当てはまるなら、分ける役に立たない
「無料でできる」 ○ 棚が違っても共通する点。探す人がいる
「WordPress」 ×(カテゴリー側) カテゴリーと同じ言葉になるなら、タグにはしない
「スマホだけで」 ○ 条件で探す人がいる。棚をまたぐ
「2026年」 × 時期は記事の日付で分かる。タグが毎年増え続ける
「メモ」「雑記」 × 読む人が探す言葉ではない。書き手の都合
タグでいちばん多い失敗
記事ごとに思いついた言葉を付けていき、1記事しか付いていないタグが50個できる。こうなると、一覧ページが中身1本のページとして大量に生まれます。読む人にとっても、探す手がかりになりません。「同じタグが付く記事が、あと2本は出てくるか」——これを付ける前の合言葉にすると、増えすぎを防げます。

タグを使わない、という選び方

記事が30本くらいまでの間は、タグを一切使わないという判断も十分に成り立ちます。カテゴリーで分け、記事の中から関連する記事へリンクをつないでおけば、読む人の行き先は足ります。タグは、カテゴリーだけでは拾えない探し方が出てきてから作れば間に合います。


すでに崩れている場合の、整理の手順

ここからは、増えすぎたカテゴリーを直す手順です。一度にやろうとすると半日かかるので、ステップ1と2だけ先にやるのがおすすめです。

ステップ1|いまの状態を数える

管理画面の投稿一覧から、カテゴリーごとの記事数を見ます。記事が1〜2本しかないカテゴリーに印を付けます。ここが、今回まとめる対象になります。

ステップ2|新しい分け方を、紙の上で決める

画面の上で操作を始める前に、新しいカテゴリーを3〜5個、先に決めきります。決まっていない状態で付け替えを始めると、途中でまた新しい棚を作りたくなって、元の状態に戻ってしまいます。

ステップ3|URLが変わるかどうかを、先に確かめる

ここが、いちばん大事な確認です
記事のURLの形(パーマリンク)にカテゴリー名が入っている場合、カテゴリーを付け替えると記事の住所が変わります。住所が変われば、これまでに貼られたリンクや、検索結果に出ていたURLは行き先を失います。

設定 → パーマリンク の画面で、URLの形にカテゴリーが含まれていないかを先に見ておきます。含まれている場合は、付け替えの前に転送(リダイレクト)の用意が要ります。パーマリンクの考え方は WordPress初期設定これだけ|初心者が最初にやる設定チェックリスト にまとめてあります。

URLにカテゴリーが入っていない形(記事ごとの名前だけのURL)であれば、カテゴリーを付け替えても記事の住所は変わりません。この場合は、気楽に整理して差し支えありません。

ステップ4|まとめて付け替える

投稿一覧で対象の記事にチェックを入れ、一括編集でカテゴリーを変更します。1本ずつ開く必要はありません。先に新しいカテゴリーを作ってから、付け替えに入ると迷いません。

付け替えのときの小さなコツ
・古いカテゴリーは、記事を移し終えるまで消さない
・「未分類」に残っている記事がないか、最後に見る
・記事が0本になったカテゴリーだけを削除する
・削除の前に、そのカテゴリーの一覧ページへリンクしている記事がないかを確かめる

ステップ5|見え方を確かめる

整理が終わったら、読む人の側から見てみます。トップページ、カテゴリーの一覧、記事の上に出るパンくず(いまどこにいるかの表示)。この3か所を開いて、迷わず行き来できるかを見ます。画面が小さいときの見え方も合わせて確認しておくと安心です。手順は ブログのスマホ表示を公開前に確認する方法|見落としやすい5つの場所 にまとめてあります。


整理したあと、何を見ればよいか

カテゴリーを整理しても、その日のうちに何かが変わるわけではありません。見るのは、しばらく経ってからの動きです。

見る場所 何を見るか 目安の時期
サーチコンソール カテゴリー一覧のページが検索に出ているか 1〜2か月後
記事の一覧 3本未満のカテゴリーが、また増えていないか 月に1回
タグの一覧 1記事しか付いていないタグが増えていないか 3か月に1回
読む人の動き 1人が何ページ見ているか 1〜2か月後

数字の見方そのものは 副業ブログのアクセス解析|サーチコンソールとアナリティクスの始め方、読まれていない記事の直し方は 読まれない記事のリライト手順|サーチコンソールのクエリの見方 にまとめてあります。

期待しすぎないことも大事です
カテゴリーの整理は、順位を上げるための作業というより、読む人が迷わないようにする作業です。検索エンジンの評価の仕組みは公開されていない部分が多く、分類を直したから順位が動く、と言い切ることはできません。それでも、探しやすいブログのほうが、読む人にとって親切であることは変わりません。

やりがちな失敗、5つ

失敗①|「その他」カテゴリーを作る
行き先に困った記事が、すべてそこへ流れ込みます。半年後には、いちばん記事の多いカテゴリーが「その他」になっています。
失敗②|カテゴリーを親子3階層以上にする
深くするほど、読む人はたどり着けなくなります。親と子の2階層までで足ります。
失敗③|カテゴリー名を、あとから何度も変える
名前を変えると、URLや表示に影響が出る場合があります。変えるのは、整理のタイミングでまとめて1回にします。
失敗④|タグを検索対策のつもりで増やす
タグをたくさん付けても、読まれ方が良くなるとはかぎりません。中身の薄い一覧ページが増えるだけになりがちです。
失敗⑤|分類だけを整えて、記事を書かなくなる
整理は形が見えるので、つい時間をかけてしまいます。けれど、読む人が来るのは記事のほうです。整理は月に1回30分と決めて、残りは書く時間にあてます。

もし書く手が止まりがちなら、続け方そのものを見直す方法が ブログが続かない人へ|AIを相棒に習慣化する「挫折しない仕組み」の作り方 にまとめてあります。


よくある疑問(Q&A)

Q1. 1つの記事に、カテゴリーを2つ付けてもよいですか?

2つまでなら、困る場面は多くありません。ただ、2つ付けたくなったときはカテゴリーの分け方が合っていない合図でもあります。そういう記事が何本も出てきたら、分け方そのものを見直したほうが早いことがあります。

Q2. カテゴリーを削除すると、記事も消えますか?

記事は消えません。そのカテゴリーが外れるだけで、ほかにカテゴリーが付いていなければ「未分類」に移ります。ただし、削除したカテゴリーの一覧ページのURLは行き先を失います。削除の前に、そこへリンクしている記事がないかを確かめておきます。

Q3. カテゴリー名を日本語のままにしても大丈夫ですか?

表示名は日本語で差し支えありません。気をつけたいのはURLに使われる部分(スラッグ)のほうで、ここは英数字にしておくと、リンクをやりとりするときに扱いやすくなります。カテゴリーの編集画面で、表示名とは別に設定できます。

Q4. タグは、検索で有利になりますか?

有利になると言い切ることはできません。検索エンジンの評価の仕組みは公開されていない部分が多く、タグの数で決まるものでもないためです。読む人が探すときに使うかどうかだけで判断するのが、結果として無理のない形になります。考え方は ブログSEOの基本|AIで“検索から読まれる記事”にする初心者向けの考え方 にまとめてあります。

Q5. これから書く記事のカテゴリーが、どれにも当てはまりません。

そのときは、新しい棚を作る前に一度立ち止まります。同じ話題で、あと2本書く見込みがあるかを考えます。見込みがあるなら作って構いません。1本きりで終わりそうなら、いちばん近いカテゴリーに入れておきます。書く題材の広げ方は ブログのネタが尽きたとき|書くことの見つけ方とキーワード探し が役に立ちます。


まとめ:棚は少なく、付箋は控えめに

・カテゴリー=置き場所、タグ=横串のラベル。役割が違う。
・カテゴリーは3〜5個。1つに3本以上入る見込みがあるかで判断する。
・分けるのは書き手の都合ではなく、読む人が困っていることで。
・タグはカテゴリーをまたぐ言葉だけ。使わない選び方もある。
・直すときは紙の上で新しい分け方を決めてから、画面に触る。
・URLにカテゴリーが入っていないかを、付け替えの前に先に見る。
・「その他」は作らない。作った瞬間、そこが最大の棚になる。
・整理は月に1回30分。残りの時間は記事を書くほうへ。

カテゴリーの整理は、読む人からは見えにくい作業です。それでも、記事が30本、50本と増えたときに効いてきます。入口が3つしかないブログは、はじめて来た人にも「ここには何が書いてあるのか」がすぐ伝わります。棚を増やしたくなったら、記事を2本足す。その順番だけ覚えておけば十分です。

▶ ブログづくり全体の流れは 【2026年最新】非エンジニアがAIで副業ブログを始める完全ガイド|ゼロから作って育てる全手順、サイトの土台の設定は WordPress初期設定これだけ|初心者が最初にやる設定チェックリスト をどうぞ。

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