メタディスクリプションの書き方|検索結果の説明文を作る5つの手順

メタディスクリプションの書き方|検索結果の説明文を作る5つの手順

記事の編集画面の下のほうに、「メタディスクリプション」「説明文」という欄がある。何を書けばよいのか分からず、空欄のまま公開している——ブログを始めて10本ほど書いたころに、よく出てくる悩みです。ここはAI所長の副業ブログ研究室。今回は、その欄に何を書くのかを、Googleの公式の説明に沿って整理します。

先に結論です。メタディスクリプションは、「この記事を開くと何が分かるのか」を、その記事だけの言葉で短くまとめた文です。ただし、書いたとおりに検索結果へ出るとは限りません。Googleは、ページの本文とこの欄のうち、内容をよく表しているほうを使います。だからこそ、本文と食い違わない、正直な要約を書くのがいちばん確実です。

AI所長

AI所長
説明文は、タイトルの陰に隠れて後回しにされがちな場所です。けれど、検索結果で記事を選ぶ人は、タイトルの次にここを読みます。今日は ①メタディスクリプションとは何か ②Googleが使うとき・使わないとき ③書く前に決める3つ ④書き方の5つの手順 ⑤良い例と悪い例 ⑥WordPressのどこに入れるか ⑦書いたあとの確かめ方——この順で見ていきます。
タカシくん(30代・会社員)

タカシくん(30代・会社員)
所長、説明文を書くと検索の順位が上がるんですか? だったら全部の記事に急いで入れたいです。
AI所長

AI所長
そこは先にはっきりさせておきましょう、タカシくん。Googleは公式ブログで、説明文をスニペット(検索結果の説明部分)に使うことはあっても、順位づけには使わないと説明しています(2009年の記事です)。説明文の役目は、順位を上げることではなく、検索結果に並んだときに中身を正しく伝えることなんです。

メタディスクリプションとは|検索結果に出る説明文の「候補」

Googleの検索結果では、記事のタイトルの下に、2〜3行ほどの説明が表示されます。この説明部分をスニペットと呼びます。メタディスクリプションは、ページの作り手が「この説明を使ってほしい」とあらかじめ用意しておく説明文の候補です。

ここで大事なのは「候補」という点です。Google検索セントラル「検索結果のスニペットを管理する」 には、スニペットは主にページ上のコンテンツから自動的に決まること、そしてメタディスクリプションのほうがページの内容を正確に表していると判断された場合にそれが使われることもあることが書かれています。

よくある誤解 公式の説明に沿うと
書けば、そのまま検索結果に出る 使われることも、本文の一部が使われることもある
書けば、順位が上がる 順位づけには使わない、とGoogleは説明している(2009年の公式ブログ)
決まった文字数がある 長さの制限はない。ただし検索結果では必要に応じて切り詰められる
全部の記事に同じ文を入れておけばよい 同じ・似た説明を全ページに使っても役に立たない、と明記されている
ここだけ覚えておく
説明文は「順位のための欄」ではなく、検索結果に並んだときの案内文です。タイトルが看板なら、説明文は看板の下の「中で何が分かるか」の貼り紙にあたります。

Googleが説明文を使うとき・使わないとき

書いた説明文が検索結果に出ないと、「設定が間違っているのでは」と心配になります。けれど、出ないこと自体は、故障ではありません。公式の説明では、スニペットは検索ごとに異なるものが表示される可能性があるとされています。同じ記事でも、どんな言葉で検索されたかによって、本文のどこを見せるかが変わるということです。

状況 考えられること 考え方
検索された言葉が、説明文の内容と重なる 書いた説明文が使われやすい 説明文が「答え」として働いている状態
検索された言葉が、本文の一部だけに関係する 本文のその部分が抜き出されることがある 本文の見出しと段落が、そのまま説明になる
説明文が空欄 本文から自動で決まる 空欄でも記事は検索結果に出る
説明文が本文と食い違う 使われにくくなることが考えられる ページを正確に表していない文は、候補として弱い

表の最後の行は、公式の「ページの内容をより正確に説明できる場合に使う」という説明から素直に考えたものです。本文と合っていない説明文は、書いても働きにくい——そう押さえておけば十分です。

フクさん(50代・会社員)

フクさん(50代・会社員)
本文から勝手に選ばれることもあるなら、わざわざ書く意味はあるのでしょうか。
AI所長

AI所長
あります、フクさん。使われたときに記事の中身を自分の言葉で正確に伝えられるからです。それに、本文から抜き出される場合に備えて本文の冒頭で結論を書いておくと、どちらが使われても伝わる形になります。冒頭の組み立ては ブログ記事の構成の作り方|書き始める前に見出しを決める手順 でまとめています。

書く前に決める、3つ

説明文は短いぶん、いきなり書き始めると「なんとなくの紹介」で終わります。先に材料を3つ決めます。

① だれの、どんな悩みに向けた記事か

検索結果を見ている人は、自分の悩みに合うかどうかで記事を選びます。「ブログ初心者向け」のような広い言葉より、「記事が10本を超えて、説明文の欄が空欄のままの人」のように、状況が浮かぶ言い方のほうが、合う人に届きます。

② 読むと何が分かるか(中身の具体)

「〜について解説します」では、中身が伝わりません。手順の数、扱う範囲、結論のどれかを入れると具体になります。公式の説明でも、ブログ記事なら作成者や公開日のような情報を入れられる、と例が挙げられています。要は、その記事だけが持っている情報を入れるということです。

③ 同じブログのほかの記事と、どこが違うか

記事が増えると、似たテーマの記事が並びます。説明文まで似てしまうと、どちらを開けばよいか分からなくなります。公式の説明にも、すべてのページに同じ・似た説明をしても役に立たないとあります。タイトルどうしの重なりの見つけ方は ブログ記事のタイトルの付け方|検索結果で選ばれる32字の作り方 の「タイトルの共食い」の章が、そのまま説明文にも使えます。


メタディスクリプションの書き方|5つの手順

手順1|記事の見出しを、縦に並べて読む

説明文は記事の要約です。まず自分の記事の見出し(H2)を上から順に書き出します。見出しを並べると、その記事が何を、どの順で扱っているかがひと目で分かります。要約の材料は、ここから取ります。

手順2|1文目に「だれの、どんな悩みか」を書く

前の章の①を、1文にします。例:「ブログの説明文の欄に、何を書けばよいか分からない人へ。」検索した人が「自分のことだ」と思える書き出しにします。

手順3|2文目に「この記事で分かること」を具体的に書く

手順1で並べた見出しから、中心になるものを2〜3個選んで入れます。例:「Googleが説明文を使うとき、書く前に決める3つ、5つの手順を整理します。」見出しにないことは書かないのが決まりです。書いてあるのに本文に無ければ、開いた人をがっかりさせます。

手順4|探されている言葉を、自然に1回入れる

記事が狙っている言葉(たとえば「メタディスクリプション」「書き方」)は、文の中に自然に入れます。公式の説明では、キーワードを長く並べただけの説明文は、内容が伝わらないとされています。「メタディスクリプション 書き方 文字数 例 SEO」のような並べ方は避けます。

手順5|大事なことを前に寄せて、読み返す

公式の説明では、メタディスクリプションの長さに制限はない一方で、検索結果では必要に応じて切り詰められるとされています。何文字で切れるかは、公式には示されていません。だから「何文字にするか」を気にするより、前半だけ読んでも意味が通るかを確かめるほうが確実です。書き上げたら、1文目だけを読んで、記事の中身が想像できるかを見ます。

5つの手順を、1枚にまとめると
1 見出し(H2)を縦に並べる
2 1文目=だれの、どんな悩みか
3 2文目=この記事で分かること(見出しから2〜3個)
4 探されている言葉を、自然に1回
5 大事なことを前に寄せ、1文目だけで読み返す

良い例と、直したい例

「ブログのネタ探し」を扱う記事を例に、説明文を比べます。

直したい説明文 何が問題か 直した例
ブログ ネタ 探し方 見つけ方 キーワード 初心者 コツ 言葉を並べただけで、何が分かる記事か伝わらない ブログのネタが尽きたときに、書くことを見つける方法と、検索される言葉の探し方を整理します。
当ブログの記事です。ぜひ最後までお読みください。 どの記事にも当てはまる文。中身の情報が1つも無い 書くことが思いつかない日に使える、ネタの見つけ方を具体例つきでまとめました。
これさえ読めば、もう一生ネタに困りません! 約束できないことを言い切っている。本文と食い違う 書きたいことが無くなったときに見直す場所と、言葉の掛け合わせ方を紹介します。
(タイトルをそのまま繰り返しただけ) タイトルと同じなら、説明文として足すものが無い タイトルでは言い切れなかった「中で何が分かるか」を書く
いちばん避けたいのは、本文と食い違う説明文
「〇〇の比較表あり」と書いて表が無い、「最新版」と書いて古いまま——こうした説明文は、開いた人をすぐに戻らせます。説明文は約束です。本文で守れることだけを書きます。

WordPressでは、どこに書くのか

WordPressでは、メタディスクリプションを書く場所は使っているテーマやSEO用のプラグインによって違います。記事の編集画面の下や右側に「メタディスクリプション」「ディスクリプション」「説明文」といった欄がないかを探してみてください。見つからない場合は、テーマの公式マニュアルで「メタディスクリプション」を調べるのが早道です。

「抜粋」欄に書けば使われる、とは限りません
WordPressには「抜粋」という欄もあります。テーマによっては、これを説明文として出すものもありますが、抜粋を見ない設計のテーマもあります。「抜粋に書いたのに反映されない」ときは、テーマ側の説明文の欄を探してください。

書いた説明文が、ページに入っているかを確かめる

設定が効いているかは、公開後のページで確かめられます。パソコンのブラウザで記事を開き、右クリックから「ページのソースを表示」を選びます。開いた画面で Ctrl+F(Macは command+F)を押し、description と入力して探します。name="description" の行に、書いた説明文が入っていれば反映されています。

このとき見るのは、2つだけ
・書いた説明文が、そのまま入っているか
・name="description" の行が、2つ以上出ていないか
テーマとSEO用プラグインの両方で説明文を出す設定になっていると、2行出ることがあります。その場合は、どちらか片方で出すように、テーマかプラグインの設定を見直します。

書いたあとに見ること|サーチコンソールで、選ばれ方を見る

説明文の働きは、検索結果で「選ばれたかどうか」に表れます。それを見られるのが、Googleのサーチコンソールです。Search Console ヘルプ「表示回数、掲載順位、クリック数とは」 では、表示回数(検索結果に載った回数)とクリック数、クリック率(CTR)の意味が説明されています。

見えている数字 読み取れること 説明文で手を入れるか
表示回数が多く、クリック率が低い 並んでいるのに選ばれていない ○ タイトルとあわせて見直す価値がある
表示回数がほとんど無い まだ検索結果に並んでいない × 説明文より先に、本文と狙う言葉を見直す
クリック率は高いが、すぐ戻られる 説明文と中身が食い違っている可能性 △ 説明文を本文に合わせて書き直す

サーチコンソールをまだ入れていない場合は 副業ブログのアクセス解析|サーチコンソールとアナリティクスの始め方 から。記事ごとの数字の出し方と、直す場所の決め方は 読まれない記事のリライト手順|サーチコンソールのクエリの見方 に手順をまとめています。

過去の記事は、どこから書き足すか
全部の記事に一度に書き足す必要はありません。表示回数が多いのに、クリック率が低い記事から順に手を入れると、同じ時間でも効きやすい記事から片づきます。直したあとは、検索結果に反映されるまで時間がかかるため、すぐに数字だけで判断しないようにします。

AIの使いどころと、任せないほうがよいところ

説明文は短いので、AIに案を出してもらう使い方と相性がよい作業です。ただし、任せきりにすると本文とずれた文が混ざります。

作業 AIに任せてよいか 理由
見出しから要約の案を3つ出す 任せてよい 材料(見出し)を渡せば、要約の言い回しは得意
言い回しを短く整える 任せてよい 前半に大事なことを寄せる作業は、案を比べると早い
本文に無い売り文句を足す 任せない もっともらしい言葉が加わり、本文との食い違いが生まれやすい
最終的にどれを使うか 任せない 本文と合っているかを確かめられるのは書いた本人だけ
AIに渡すときの指示の例
「次の見出しの記事について、検索結果に出る説明文の案を3つ出してください。1文目はだれの・どんな悩みか、2文目は記事で分かることにしてください。見出しに無い内容は入れないでください。」
(このあとに、記事の見出しを貼り付けます)

プロンプトの組み立て方は ブログ用AIプロンプト集【コピペで使える】初心者向けの指示文テンプレートまとめ、AIの出した文の確かめ方は AIが書いた記事の事実確認|間違いを見つける4つの手順 を参考にしてください。


公開前に見る、6つのチェック

□ 1 1文目で、だれの・どんな悩みかが分かる
□ 2 この記事で分かることが、具体的に書いてある
□ 3 本文(見出し)に無いことを書いていない
□ 4 キーワードを並べただけになっていない
□ 5 ほかの記事の説明文と、ほぼ同じになっていない
□ 6 公開後、ページのソースで description が1行だけ入っている

やりがちな失敗、5つ

失敗①|全記事に同じ文を入れる
テーマの共通設定に1つ書いて、全ページで同じ説明文が出ている形です。公式の説明でも、同じ・似た説明は役に立たないとされています。
失敗②|キーワードを詰め込む
言葉を並べるほど、文として読めなくなります。探されている言葉は、自然に1回で足ります。
失敗③|本文を直したのに、説明文はそのまま
リライトで中身が変わったのに、説明文が古い中身を案内している——という食い違いです。本文を直したら、説明文も一緒に読み返すと決めておきます。
失敗④|文字数を合わせることに時間を使う
公式には長さの制限はなく、切り詰められる位置も示されていません。文字数を1字単位で調整するより、前半で意味が通るかを見るほうが大切です。
失敗⑤|書いたのに、ページに入っていない
「抜粋」に書いていた、テーマの欄が別にあった、という形です。公開後にソースで1回だけ確かめると防げます。

よくある疑問(Q&A)

Q1. 説明文を空欄のまま公開しても、問題はありますか?

空欄でも、記事は検索結果に出ます。その場合は、本文からスニペットが自動で作られます。ただ、使われたときに中身を正確に伝えられる機会を手放すことになるので、書ける記事から書いておくのがおすすめです。

Q2. 何文字くらいで書けばよいですか?

公式の説明では、長さの制限はなく、検索結果では必要に応じて切り詰められる、とされています。決まった文字数は示されていません。前半の1文で、だれ向けの・何が分かる記事かが伝わるように書けば、どこで切れても意味が残ります。

Q3. 書いた説明文と違う文が、検索結果に出ています。

故障ではありません。スニペットは、検索された言葉に合わせて本文から選ばれることがあり、検索ごとに異なるものが表示される可能性があると公式に説明されています。まずはページのソースで、説明文が正しく入っているかだけ確かめてください。

Q4. 固定ページ(プロフィールやお問い合わせ)にも書くべきですか?

検索から見つけてもらいたいページなら、書いておくと内容が伝わります。運営者情報のページは、どんな人が運営しているかを短くまとめると、ページの役目と合います。書き方の考え方は 運営者プロフィールの書き方|匿名でも信頼される自己紹介ページ にまとめています。

Q5. 説明文を直したら、いつ検索結果に反映されますか?

Googleが記事をもう一度読みに来たあとになるため、いつとは言い切れません。直した直後に検索して変わっていなくても、慌てて何度も書き直さないことが大切です。

Q6. タイトルと説明文、どちらを先に直せばよいですか?

検索結果で最初に目に入るのはタイトルです。両方を一度に変えると、どちらが効いたのか分からなくなるので、先にタイトル、様子を見てから説明文のように順番をつけると、あとで振り返りやすくなります。


まとめ:説明文は、本文と食い違わない「案内文」

・メタディスクリプションは、検索結果に出る説明文の候補。必ず使われるわけではない。
・Googleは、説明文を順位づけには使わないと説明している。役目は「中身を正しく伝えること」。
・書く前に決めるのは3つ=だれの悩みか/何が分かるか/ほかの記事との違い。
・手順は5つ=見出しを並べる→1文目で悩み→2文目で分かること→言葉は自然に1回→前に寄せて読み返す。
・長さの制限はない。前半だけで意味が通るかを見る。
・WordPressではテーマやプラグインの欄に書き、ページのソースで1行入っているか確かめる。
・過去の記事は、表示回数が多くクリック率が低い記事から手を入れる。

説明文を書く作業は、じつは「この記事は、結局なにが分かる記事なのか」を自分で言い切る作業でもあります。うまく2文にまとまらない記事は、本文の焦点がぼやけているサインかもしれません。そのときは、説明文より先に記事の構成を見直すと、両方が整います。

▶ 検索の考え方の全体像は ブログSEOの基本|AIで“検索から読まれる記事”にする初心者向けの考え方、記事どうしのつなぎ方は 内部リンクの貼り方|どの記事からどこへつなぐかを決める手順 をどうぞ。

参考(公式の説明):Google検索セントラル「検索結果のスニペットを管理する」/Google検索セントラル ブログ(2009年9月)「Google はウェブ ランキングにキーワード メタタグを使用しません」/Search Console ヘルプ「表示回数、掲載順位、クリック数とは」


【免責】本記事は、Googleの公式の説明(2026年10月時点で確認したもの)をもとにした一般的な整理です。検索の仕組みや各サービスの画面・仕様は変わることがあり、使っているテーマやプラグインによって設定の場所も異なります。最新の情報は、Google検索セントラルと、利用しているテーマ・プラグインの公式の案内でご確認ください。本記事は検索順位やアクセス数、収益を保証するものではありません。