副業ブログでXを使う前に|身バレ・ルール・広告表示で決めておくこと

副業ブログでXを使う前に|身バレ・ルール・広告表示で決めておくこと

ブログを始めると、「Xでも発信したほうがいい」という話をよく目にする。けれど、会社の人に見つからないか、どこまで書いていいのか、ルールに引っかからないか——気になることが多くて、アカウントを作る手前で止まってしまう。ここはAI所長の副業ブログ研究室。今回は、副業ブログの運営者がX(旧Twitter)を使う前に決めておくことを、X公式のヘルプセンターと、消費者庁・総務省の案内に沿って整理します。

先に結論です。Xを使うかどうかは、ブログに必須ではありません。使うなら、始める前に次の3つを決めておくと迷いが減ります。①アカウントを分けるか、②何を知らせるか、③どこまで自分を出すか。そのうえで、身元につながりやすい設定を見直し、リンクだけのポストを繰り返さない・無関係なハッシュタグを並べないといったXのルールを押さえます。アフィリエイトのリンクを載せるなら、Xは「広告」などの表示をはっきり入れることを求めています。

AI所長

AI所長
Xの話は、「伸ばし方」の情報が多くて、「やってはいけないこと」や「守りの設定」が後回しになりがちです。今日は ①ブログとXの役目の違い ②始める前に決める3つ ③身バレを防ぐ設定 ④引っかかりやすいルール ⑤自動で知らせる道具 ⑥アフィリエイトのリンクと広告表示 ⑦ポストの書き方——この順で見ていきます。
タカシくん(30代・会社員)

タカシくん(30代・会社員)
所長、ブログの記事を出したらXでも知らせたいんです。でも会社の人にバレたら困るし、何から気をつければいいのか……。
AI所長

AI所長
その順番で考えるのは、とても大事です、タカシくん。先に「守り」を固めておけば、あとから慌ててアカウントを消す、ということになりにくくなります。順番に見ていきましょう。

ブログとXは、役目が違う|当研究室の考え方

ここは公式のルールではなく、当研究室の考え方として整理します。ブログの記事は、検索から何か月も先まで読まれる「置き場」です。Xのポストは、タイムラインを流れていく「いまの知らせ」です。同じ内容を書いても、読まれ方がまったく違います。

ブログ X
読まれ方 検索で探して読みに来る タイムラインで目に入る
残り方 記事として残り、あとから直せる 流れていく。古いポストは見られにくい
向いている内容 手順・比較・まとまった説明 更新のお知らせ・短い気づき・記事への入口
自分のもの サーバーとドメインは自分で持つ Xのルールと設定の中で使う

このため、当研究室では「本体はブログ、Xは入口」という置き方をすすめています。Xを使わなくても、検索から読まれる記事は育てられます。検索で読まれる記事の考え方は ブログSEOの基本|AIで“検索から読まれる記事”にする初心者向けの考え方 にまとめました。

「Xを毎日更新すれば、ブログのアクセスが増える」と言い切る情報には注意してください。フォロワー数やアクセス数の伸び方は、ジャンルや書く内容で大きく変わり、決まった答えはありません。

始める前に決める3つ

① アカウントを分けるか

Xヘルプセンター「信頼性」 では、目的が重ならない複数のアカウントを持つことが認められています。許可されている例として、個人的なプロジェクトや趣味、ビジネス用のアカウントや、個人アカウントに加えて匿名のアカウントを運用することが挙げられています。一方で、同じ内容を複数のアカウントから同時にポストすることや、複数のアカウントで同じポストに反応して注目を水増しすることは禁止されています。

つまり、普段使いのアカウントとは別に、ブログ用のアカウントを作ること自体は、ルールの上で問題になりません。気をつけるのは、作ったあとに両方から同じ宣伝をしないことです。

② 何を知らせるか

「記事を出しました」だけを流し続けると、後で見るXのルール(リンクだけのポスト)に近づいていきます。始める前に、このアカウントで何を話すかを一文で決めておきます。たとえば「副業ブログを始めた会社員が、調べてわかった手順を短く書く」のように、ブログのテーマとそろえると迷いません。ブログのテーマの決め方は 副業ブログを始める前に決める3つ|ジャンル・読者・収益の考え方 をどうぞ。

③ どこまで自分を出すか

Xヘルプセンター「信頼性」 には、プロフィールに実名を表示する義務はないと書かれています。ただし、他人を欺く目的で、他人になりすましたり、作った経歴を名乗ったりすることは禁止です。ペンネームで発信するのは問題ありませんが、持っていない資格や経歴を名乗らない——ここは線を引いておきます。ブログ側のプロフィールの書き方は 運営者プロフィールの書き方|匿名でも信頼される自己紹介ページ にあります。

フクさん(50代・会社員)

フクさん(50代・会社員)
ペンネームで始めても、ルール違反にはならないんですね。少し安心しました。
AI所長

AI所長
はい、フクさん。ペンネームで構いません。気をつけたいのは「名前」より、写真や書く内容から身元がつながることです。次で設定を見ていきます。

身バレを防ぐ、3つの設定

会社に知られる原因や、ブログ側での分け方は ブログ副業は会社にバレる?バレる原因と、バレずに始める方法 と 会社員が“バレずに”副業ブログを始める方法 で整理しました。ここでは、X側で見直せる設定に絞ります。

設定① メールアドレス・電話番号で見つけられる設定

Xヘルプセンター「見つけやすさ」の設定(メールアドレス・携帯電話番号) によると、Xはメールアドレスや携帯電話番号を使って、ほかの利用者がそのアカウントを見つけられるようにしています。相手の連絡先に自分のメールアドレスや電話番号が入っていると、「おすすめユーザー」として表示されることがある、とも書かれています。この照合は、設定の「見つけやすさと連絡先」から切り替えられます。なお、メールアドレスや電話番号そのものがX上に表示されることはない、と説明されています。

会社の人の連絡先に入っている電話番号やメールアドレスを、ブログ用アカウントに登録した場合は、この設定を最初に確認しておきます。

設定② ポストの位置情報

Xヘルプセンター「ポストの位置情報に関するよくある質問」 では、ポストに位置情報を付ける機能は初期設定ではオフで、使うには自分でオンにする必要があるとされています。オンにしたあとも、ポストごとに付けるかどうかを選べます。ブログ用のアカウントでは、オフのまま使うのが無難です。

設定だけでなく、写真に写り込むものにも注意が要ります。総務省「インターネットトラブル事例集」(事例17 気をつけてアップしてたはずなのに) では、写真に写ったものや訪れた店から撮影場所や生活範囲が推測されてしまうことがあると注意をうながしています。作業机の写真を載せるなら、窓の外の景色、郵便物、社員証が写っていないかを見てから出します。

設定③ 2要素認証

Xヘルプセンター「Xの2要素認証(2FA)を使用する方法」 では、2要素認証をオンにすると、ログインのときにパスワードに加えてコード(ショートメール・認証アプリ)やセキュリティキーが必要になると説明されています。ブログの管理画面と同じく、アカウントを乗っ取られない備えとして最初に入れておきます。パスワードの考え方は 副業ブログの安全対策&便利ツール入門 にまとめています。


ブログ運営者が引っかかりやすい、Xのルール

Xヘルプセンター「Xルール」 の「信頼性」の項目では、情報を人為的に拡散したり、利用者の体験を損なったりする行為が禁じられています。そのうち、ブログを宣伝したいときに近づきやすいものを、Xヘルプセンター「信頼性」 から抜き出しました。

ルールの名前 禁止されている行為(公式の説明の要点) ブログ運営で起きやすい場面
リンクだけのポスト 説明を付けずにリンクだけのポストを、ポストのほとんどを占めるほど頻繁に送ること 「記事を書きました」+URLだけを毎日流す
無関係なハッシュタグ 無関係なハッシュタグを過剰に含めること。注目を集めるためにトレンドのハッシュタグを使うこと 記事と関係のない流行りのタグを付ける
関係のない返信 元のポストと関係のない内容を返信して宣伝すること 人気のポストに記事のリンクを返信する
同じ内容の繰り返し 同じかほぼ同じ内容を繰り返しポストすること。投稿と削除を繰り返すこと 同じ宣伝文を消しては出し直す
フォローの水増し フォロワーを増やすために多数をフォローしてから解除すること。フォローやいいねの交換・購入 「相互フォロー」の募集、フォロワーの購入

違反したときの対応として、公式の説明にはポストが検索結果やおすすめに出にくくなる(リーチの制限)、機能の一時的な制限、重い違反ではアカウントの凍結が挙げられています。宣伝のつもりの行動が、かえってブログの入口を細くしてしまう形です。

タカシくん(30代・会社員)

タカシくん(30代・会社員)
「記事を書きました」だけのポスト、まさにやろうとしていました……。
AI所長

AI所長
1回で違反になる、という書き方ではありません、タカシくん。「説明なしのリンクだけ」がポストのほとんどを占めるほど続くことが問題とされています。後で、リンクに一言を添える書き方を見ていきましょう。

記事の更新を自動で知らせる道具を使うとき

WordPressのプラグインや外部のサービスには、記事を公開すると自動でXにポストする機能を持つものがあります。Xヘルプセンター「Xの自動化開発ルール」 には、アカウントに関連付けたアプリが実行した操作の責任は、最終的に利用者本人が負うと書かれています。アプリがルールに反する操作をした場合、ポストを検索結果から除外する、アカウントを凍結するなどの措置があり得るとも説明されています。

同じページでは、自動化で禁止されていることとして、トレンドのトピックについて自動でポストすることや、重複したポストやほぼ同じ内容のポスト、無関係なリンクを含むポストが挙げられています。自動で知らせる道具を入れるなら、次の3つを先に確かめておきます。

□ 1 その道具が、Xのアカウントに何をする許可を求めているか(ポストだけか、フォローなども含むか)
□ 2 記事を更新しただけで、もう一度ポストされる設定になっていないか
□ 3 ポストの文面が、毎回同じ定型文+URLだけにならないか

許可を出したアプリは、Xの設定から確認や取り消しができると案内されています。使わなくなった道具は、そのままにせず許可を外しておきます。


アフィリエイトのリンクをXに載せるとき

Xヘルプセンター「有料パートナーシップポリシー」 では、アフィリエイトリンクなどを通じた販売でコミッション(報酬)が入る商品・サービスの紹介も、「有料パートナーシップ」に含まれると定義されています。そして、有料パートナーシップとしてのポストには、「広告」や「プロモーションコンテンツ」など、商用のコンテンツであることを示す情報を、明確かつ分かりやすく含める必要があるとされています。

同じページには、有料パートナーシップで宣伝できない分野も並んでいます。たとえば、金融の商品・サービス(ローン、投資、暗号通貨など)、健康・ウェルネスのサプリメント、減量に特化した商品、賭博、アルコールなどです。ブログで扱っている分野がここに当たるなら、Xにアフィリエイトのリンクを載せる前に、公式のページを必ず確認してください。

日本の法律の側では、消費者庁「令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。」 のとおり、2023年(令和5年)10月1日から、広告であることを隠す「ステルスマーケティング」は景品表示法違反になりました。対象には、テレビや雑誌だけでなくSNSの投稿やレビュー投稿も含まれます。なお、消費者庁の説明では、規制の対象になるのは商品・サービスを供給する事業者(広告主)で、依頼を受けた第三者は規制の対象にならないとされています。それでも、Xのルールとしては表示が求められているので、ブログ運営者の側で「広告」とはっきり書いておくのが安全です。

ブログ側での広告の表示や、ASP(アフィリエイトの仲介サービス)の仕組みは ASPとは?副業ブログの収益化の入口と、最初に登録する1社の選び方 と 商品を紹介する記事の書き方|買う前の疑問に答える6つの型 にまとめています。

フクさん(50代・会社員)

フクさん(50代・会社員)
Xのルールと、日本の法律の両方を見ておく必要があるんですね。
AI所長

AI所長
はい、フクさん。法律で誰が対象になるかと、Xの中で何が求められるかは、別の話として分けて見ておくと混乱しません。迷ったら「広告」と書く——これで困る場面は、ほとんどありません。

ポストの書き方|リンクに一言を添える

ここも当研究室の考え方です。記事を知らせるポストは、「誰の、どんな迷いに答える記事か」を一言で書いてから、リンクを置く形にします。リンクの先を開く前に中身の見当がつくので、読む側が選びやすくなります。

例
リンクだけ 記事を書きました https://…
一言を添える サーチコンソールに「登録されていません」と出たとき、確かめる順番を4つにまとめました。最初の1つは、WordPressの設定1か所です。 https://…

一言の材料は、記事のタイトルやメタディスクリプションと同じところから取れます。ブログ記事のタイトルの付け方|検索結果で選ばれる32字の作り方 で考えた「読む人が知りたいこと」を、そのまま短く言い直せば十分です。記事をシェアしたときに出る画像には、テーマの設定によってアイキャッチ画像が使われることがあります(作り方は AIでブログのアイキャッチ・画像を無料で作る方法)。

他人の写真やイラスト、記事のスクリーンショットを載せるときは、Xヘルプセンター「Xルール」 でも著作権や商標の侵害が禁じられています。ブログと同じ考え方で扱います(ブログの引用と著作権|画像・文章でやってはいけないこと)。


AIの使いどころと、任せないほうがよいところ

作業 AIに任せてよいか 理由
記事を知らせる一言の案を出してもらう 任せてよい 記事の要点を短く言い直す作業に向く。出す前に自分で読む
プロフィール文の案を出してもらう 下書きまで 持っていない経歴が混ざることがある。事実だけに直す
ハッシュタグの案を出してもらう 下書きまで 流行りのタグが混ざりやすい。記事と関係のあるものだけ残す
ルールに反していないかの判断 任せない Xのルールは変わる。公式のヘルプセンターで確かめる
広告の表示が要るかどうかの判断 任せない Xのページと消費者庁の資料を自分で読む

AIが書いた文章の確かめ方は AIが書いた記事の事実確認|間違いを見つける4つの手順 と同じ手順が使えます。


やりがちな失敗、5つ

① 普段使いのアカウントでブログを宣伝する
連絡先の照合や、知り合いのフォローから身元がつながりやすくなります。ブログ用は分けて作ります。

② 普段使いとブログ用の両方から、同じ宣伝をする
複数のアカウントから同じ内容を同時にポストすることは、Xのルールで禁止されています。

③ 「記事を書きました+URL」だけを流し続ける
リンクだけのポストがほとんどを占める状態は、スパムの例として挙げられています。一言を添えます。

④ 流行りのハッシュタグを付ける
記事と関係のないトレンドのハッシュタグで注目を集めることは禁止されています。

⑤ アフィリエイトのリンクを、表示なしで載せる
Xは「広告」などの表示をはっきり入れることを求めています。宣伝できない分野がある点も確認します。


よくある疑問(Q&A)

Q1. Xを始めないと、ブログは読まれませんか?

そうとは限りません。ブログの記事は検索から読まれる経路があり、Xは入口の一つです。始めたばかりの時期は、記事を増やして整えるほうに時間を使う、という考え方もあります(当研究室の考え方)。どこから読まれているかは、アナリティクスで確かめられます(副業ブログのアクセス解析|サーチコンソールとアナリティクスの始め方)。

Q2. フォロワーを早く増やす方法はありますか?

この記事では、増やし方の約束はしません。ただ、フォローしてすぐ解除する、フォローやいいねを交換する、お金を払って増やすといった方法は、Xのルールで禁止されています。数を急ぐより、ルールの内側で続けられる形を選びます。

Q3. 鍵アカウント(非公開)にしたほうが安全ですか?

総務省の事例集では、プライベートな情報は特定の人とだけ共有する方法(鍵アカ)もある、と紹介されています。ただ、ブログを知らせる目的なら、非公開では知らせたい相手に届きません。ブログ用は公開、私生活のことは書かない、と分けて考えるのが扱いやすい形です。

Q4. 記事を公開するたびに、ポストしたほうがよいですか?

毎回でなくて構いません。ルールの上で問題になるのは回数そのものより、説明のないリンクだけのポストが大半を占めることです。読む人に知らせる意味がある記事だけを、一言を添えて出す——このくらいの頻度で十分です(当研究室の考え方)。

Q5. X以外のSNSでも、考え方は同じですか?

「本体はブログ」「身元につながる情報を出さない」「広告ははっきり書く」という考え方は共通です。ただし、細かいルールや設定はサービスごとに違います。使うサービスの公式のヘルプを、それぞれ確認してください。


まとめ:伸ばす前に、守りを固める

・Xはブログに必須ではない。使うなら「本体はブログ、Xは入口」。
・始める前に決めるのはアカウントを分けるか/何を知らせるか/どこまで自分を出すかの3つ。
・実名の義務はない。ただしなりすましや作った経歴は禁止。
・見つけやすさ(メール・電話番号の照合)、位置情報、2要素認証を最初に見直す。
・リンクだけのポスト、無関係なハッシュタグ、フォローの水増しはXのルールで禁止。
・自動で知らせる道具の操作も、責任は利用者本人。
・アフィリエイトのリンクには「広告」などをはっきり。宣伝できない分野も確認する。

Xは、うまく使えばブログへの入口が一つ増えます。けれど、入口づくりのためにブログの時間が削られては本末転倒です。守りの設定とルールを先に押さえて、あとは記事に戻る——その配分で十分です。

▶ ブログづくり全体の流れは 【2026年最新】非エンジニアがAIで副業ブログを始める完全ガイド|ゼロから作って育てる全手順 をどうぞ。

参考(公式の説明):Xヘルプセンター「Xルール」/Xヘルプセンター「信頼性」/Xヘルプセンター「Xの自動化開発ルール」/Xヘルプセンター「有料パートナーシップポリシー」/Xヘルプセンター「見つけやすさ」の設定(メールアドレス・携帯電話番号)/Xヘルプセンター「ポストの位置情報に関するよくある質問」/Xヘルプセンター「Xの2要素認証(2FA)を使用する方法」/消費者庁「令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。」/総務省「インターネットトラブル事例集」(事例17 気をつけてアップしてたはずなのに)


【免責】本記事は、Xヘルプセンターの公式の説明と、消費者庁・総務省の公開資料(2026年10月時点で確認したもの)をもとにした一般的な整理です。Xのルールや設定画面の名前・場所は変わることがあります。最新の内容は、各公式ページでご確認ください。法律の当てはめなど個別の判断が必要なときは、公的な相談窓口や専門家にご相談ください。Xでの発信によって、フォロワー数やアクセス数、収益が増えることを保証するものではありません。