記事のURL変更と削除|404とリダイレクト(転送)を確かめる手順

記事のURL変更と削除|404とリダイレクト(転送)を確かめる手順

記事を書き直しているうちに、URL(スラッグ)の言葉も直したくなる。古くなった記事を、いっそ消してしまいたくなる——ブログを続けていると、どちらもいつか来る場面です。ここはAI所長の副業ブログ研究室。今回は、記事のURLを変えるときと、記事を消すときに、古いURLで何が起きるか、どう確かめるかを、Google と WordPress の公式の説明に沿って整理します。

先に結論です。URLを変えたり記事を消したりすると、古いURLは「見つかりません(404)」になります。移した先があるなら、古いURLから新しいURLへの恒久的な転送(301)、代わりがなく消すだけなら404のままでよい、が公式の説明の基本です。どちらの場合も、古いURLを自分で開いて確かめるところまでが作業です。

AI所長

AI所長
このブログでは、ブロックエディターの記事 や リライトの手順 で、「公開したあとはURLを変えない」と書いてきました。それは今も基本です。今日は、それでも変える・消すと決めたときの手順の話です。
タカシくん(30代・会社員)

タカシくん(30代・会社員)
所長、じつはスラッグを日本語のまま公開してしまった記事があって、英語に直したいんです……。
AI所長

AI所長
そういうときこそ、この手順の出番です、タカシくん。先に何が起きるかから見ていきましょう。

URLが変わると、古いURLは「404」になる

ブラウザでページを開くとき、サーバーはHTTP ステータス コードという3けたの数字で返事をします。ページがあれば200、見つからなければ404、別の場所に移ったことを伝えるなら301などです。URLを変えたり記事を消したりして、何も手当てをしなければ、古いURLは404を返します。

Google「HTTP ステータス コードが Google のクローラーに及ぼす影響」 では、404 などの 4xx を返すURLについて、次のように説明されています。

・4xx を返すURLの内容は、Google は使わない
・すでにインデックスに登録されていたURLが 4xx を返すようになると、そのURLはインデックスから削除される
・新しく見つかった 404 のページは、処理されない
・そのURLを見に来る頻度は、だんだん下がる
・404 と 410 など、429 を除く 4xx は同じように扱われる

検索のほかにも、ほかのサイトやSNSから貼られたリンク、自分のブログの中の内部リンク、読者のブックマークが、行き先を失います。古いURLから来た人は、何も見られずに帰ることになります。


404・301・302 の違い

Google 検索セントラル「リダイレクトと Google 検索」 と Google「HTTP ステータス コードが Google のクローラーに及ぼす影響」 をもとに、ブログでよく出てくる数字をまとめます。

数字 意味 Google の扱い(公式の説明の要点)
200 ページがある 内容をインデックス登録するかを検討する(登録の保証はない)
301 / 308 恒久的に移った(永続的なリダイレクト) 転送先が正式なページだという強い合図として使う。検索結果には転送先が出る
302 / 307 一時的に移った(一時的なリダイレクト) 転送先を処理する弱い合図。検索結果には元のURLが残りやすい
404 / 410 見つからない 内容を使わない。登録ずみならインデックスから外れていく

Google 検索セントラル「リダイレクトと Google 検索」 では、元に戻す予定がないなら永続的なリダイレクトを使うこと、そして転送の方法のうちサーバー側の転送がもっとも正しく読み取られやすいことが説明されています。サーバー側で転送できないときの代わりに、ページの中に書く方法(meta refresh や JavaScript)も紹介されていますが、それらは優先順位が下がります。

ブログの記事のURLを変えるなら、古いURL → 新しいURL の 301。この1行を覚えておけば足ります。

http から https への切りかえも、同じ 301 の考え方です。そちらの手順は ブログのSSL(https)の確かめ方 にまとめました。


WordPress は、スラッグを変えた投稿を自動で転送することがある

WordPress には、投稿のスラッグを変えたときのための仕組みがあります。WordPress 開発者向けリファレンス「wp_old_slug_redirect()」(英語) によると、この仕組みはページが見つからない(404)ときに、過去のスラッグを手がかりに今の記事を探し、見つかれば 301 で今のURLへ転送するものです。

同じリファレンスのソースコードでは、固定ページのような「階層のある種類」は対象外になっています。つまり、この自動の転送が働くのは、主に投稿(ふつうの記事)のスラッグを変えた場合です。

この仕組みがあっても、働いているかどうかは自分で確かめるのが安全です(当研究室の考え方)。テーマやプラグインの設定、パーマリンク(URLの形)の変更、カテゴリーをURLに含めているかどうかで、結果が変わることがあるためです。カテゴリーをURLに含めている場合の注意は ブログのカテゴリーとタグの決め方 にまとめました。
フクさん(50代・会社員)

フクさん(50代・会社員)
自動で転送されるなら、気にせず変えてもよさそうに聞こえますね。
AI所長

AI所長
そこが落とし穴です、フクさん。転送されても、ブログの中の内部リンクは古いURLのまま残ります。読む人は転送を1回くぐることになりますし、固定ページは対象外です。変えたら確かめて、内部リンクも直すまでがセットです。

変える前に:本当にURLを変える必要があるか

URLを変えると、手当てが増えます。変える前に、変えなくても目的が果たせないかを考えます(当研究室の考え方)。

やりたいこと URLを変える必要は 代わりにやること
題名の言葉を直したい ない。題名とURLは別に変えられる 題名だけ直す
記事の中身を新しくしたい ない 本文を書き直す。リライトの手順で進める
スラッグが長い・読みにくい 検索に載っていれば、変えないほうが無難 新しく書く記事から、短く分かりやすく付ける
スラッグに誤字がある・内容とまったく違う 変える意味がある この記事の手順で、転送まで確かめる

Google 検索セントラル「URL 構造のベスト プラクティス」 では、URLには意味のある言葉を使うこと、読む人が日本語で検索するなら日本語の言葉を使ってよいこと、言葉の区切りにはハイフン(-)を使うことがすすめられています。日本語のURLは貼られたときに長い記号の列(パーセントの付いた文字)に見えることがあるので、英数字にするかどうかは、新しく書く記事から決めればよい話です(当研究室の考え方)。

題名の付け直し方は ブログ記事のタイトルの付け方、中身の直し方は 読まれない記事のリライト手順 をどうぞ。


URLを変えるときの手順|5つのステップ

ここからは、当研究室の考え方として、ひとりで運営する副業ブログ向けの手順を並べます。各ステップの中身は、Google と WordPress の公式の説明にもとづいています。

ステップ1|古いURLを書き出しておく

変える前の古いURLを、メモに書き写します。あとで転送を確かめるときと、内部リンクを探すときに使います。作業の前には、バックアップもとっておきます。

ステップ2|スラッグを変えて、更新する

記事の編集画面の右側の設定で、URL(スラッグ)を変えて更新します。スラッグの場所は WordPressで記事を書く手順 にまとめました。

ステップ3|古いURLを開いて、新しいURLに移るか見る

ログインしていないブラウザ(シークレットウィンドウなど)で、書き出した古いURLを開きます。新しいURLの記事が表示されれば、転送は働いています。「見つかりません」と出たら、転送の設定が要ります(次の見出しで扱います)。

ステップ4|ブログの中の内部リンクを、新しいURLに直す

ほかの記事から古いURLへ貼っているリンクを探し、新しいURLに直します。Google「HTTP ステータス コードが Google のクローラーに及ぼす影響」 では、Google のクローラーは転送を最大10回までたどるとされていますが、転送が何段も続く状態は、Search Console ヘルプ「ページ インデックス登録レポート」 でリダイレクト エラー(転送の連なりが長すぎる・転送がぐるぐる回る など)として挙げられています。内部リンクを直しておけば、転送をくぐる必要そのものがなくなります。どこに貼ったかを探す考え方は 内部リンクの貼り方 をどうぞ。

ステップ5|Search Console で、新しいURLを確かめる

Search Console のURL検査で新しいURLを調べ、必要なら登録をリクエストします。Search Console ヘルプ「ページ インデックス登録レポート」 によると、転送している古いURLは「ページにリダイレクトがあります」としてインデックス登録されず、転送先だけが登録されます。URL検査の使い方は 記事が検索結果に出てこないとき|インデックス登録の確認と依頼の手順 にまとめました。

Google 検索セントラル「リダイレクトと Google 検索」 では、転送したあとも、しばらく検索結果に古いURLが出続けることがあり、それは正常な動きだと説明されています(例として挙がっているのはドメインの移転です)。あわてて元に戻さず、数週間おいて見ます(当研究室の考え方)。


転送の設定が要るときは、どこで設定するか

ステップ3で「見つかりません」と出た場合や、固定ページのURLを変えた場合は、転送を自分で設定します。Google 検索セントラル「リダイレクトと Google 検索」 では、サーバー側の転送は、サーバーの設定ファイル(Apache の .htaccess など)か、サーバー側のプログラムで設定すると説明されています。また、ブログのサービスによっては、転送の仕組みが最初から用意されていることがあるので、そのサービスのヘルプを探すよう案内されています。

ひとりで運営する副業ブログなら、次の順で探すのが扱いやすい方法です(当研究室の考え方)。

1. 使っているテーマやプラグインに、転送の設定がすでにあるかを見る
2. 契約しているサーバーの管理画面に、転送の設定があるかをマニュアルで探す
3. どちらもなければ、転送のためのプラグインを入れる方法を考える
サーバーの設定ファイルを書きかえると、書き間違い1つでブログ全体が開けなくなることがあります。慣れないうちは直接書きかえず、管理画面の機能か契約先のマニュアルの手順で進めます。プラグインを足すときの考え方は WordPressの更新のしかた もあわせてどうぞ。

記事を消すとき|404 のままでよい場合と、転送する場合

Search Console ヘルプ「ページ インデックス登録レポート」 では、削除したが代わりがないページの404は、インデックスに登録されない正当な理由のひとつとされています。また、ページが置き換えられることなく削除されている場合、404 レスポンスは問題とは限らないこと、ページを移動した場合は 301 で新しいアドレスに転送することも書かれています。

消す記事の状態 公式の説明にそった扱い
代わりになる記事がない 404 のままでよい
同じ内容を、別のURLの記事に移した 古いURL → 移した先の記事へ 301

記事を消すかどうか、似た記事をまとめるかどうかは、このページとは別の判断です。リライトの考え方は 読まれない記事のリライト手順 のQ&Aでも触れています。ここでは、消すと決めたあとの確かめ方だけを扱います。

ゴミ箱に入れた記事は、30日で完全に消える

WordPress で記事を「ゴミ箱へ移動」すると、記事は公開されなくなります。WordPress 公式「wp-config.php」の説明(英語) によると、初期の設定では、ゴミ箱に入れてから30日たった投稿・固定ページ・メディア・コメントは完全に削除されます。それまでは元に戻せるので、消したあとに困ったときは、まずゴミ箱を見ます。

消した記事は、すぐには検索結果から消えない

Search Console ヘルプ「削除ツール」 では、サイトの変更で古くなったURL(404 の古いページなど)は、次に Google が見に来たときに認識され、自然に検索結果から外れていくため、すぐに更新を頼む必要はないと説明されています。

どうしても急いで見えなくしたい場合は、Search Console の削除ツールがあります。Google 検索セントラル「Google 検索結果からのコンテンツの削除」 によると、このツールで頼んだ非表示はおよそ6か月の一時的なもので、ずっと出さないためには、ページの内容を消す・パスワードで守る・noindex を付ける、のどれかが要ります。ページを隠す目的で robots.txt を使わないように、とも注意されています。


「ソフト 404」に気をつける

Search Console ヘルプ「ページ インデックス登録レポート」 では、ソフト 404 という状態が説明されています。これは、ページは「見つかりませんでした」のような内容なのに、サーバーは404 ではなく「ページがある(200)」という返事をしている状態です。実際に見つからないページは、404 の返事を返すことがすすめられています。

記事を消したあと、中身を空にしただけの記事を公開したまま残す、といった形は、この状態に近くなります。消すなら、空の記事を残さず、ゴミ箱に入れます(当研究室の考え方)。また、消した記事のURLを、内容の関係ないトップページへまとめて転送すると、探していた記事に着けない読者を迷わせます。転送は同じ内容の移った先があるときだけにします(当研究室の考え方)。


Search Console で、404 の一覧を見る

Search Console ヘルプ「ページ インデックス登録レポート」 の「ページ」のレポートには、インデックスに登録されていない理由の1つとして「見つかりませんでした(404)」が出ます。このレポートについて、公式の説明では次のように書かれています。

・一般的に、自分のサイトからリンクしているか、サイトマップに載せている404 だけを直すことがすすめられている
・Google は、一度知ったURLを、しばらくのあいだ見に来つづける。だんだん頻度は下がるが、知られたURLを Google から完全に消す方法はない
・404 の一覧が増えつづけないよう、レポートには過去1か月に 404 を返したURLだけが表示される

つまり、一覧に404が出ていること自体をこわがる必要はありません。見るのは、自分のブログの中のリンクが404を指していないかです。一覧に出たURLが自分の消した記事なら、そのURLへ貼っている内部リンクを外すか、移した先に直します(当研究室の考え方)。Search Console の画面の見方は インデックス登録の確認と依頼の手順 と同じ「ページ」のレポートです。


AIの使いどころと、任せないほうがよいところ

作業 AIに任せてよいか 理由
新しいスラッグの案を、英数字で出してもらう 任せてよい 短い案を出すのは得意。決めるのは自分
古いURLと新しいURLの対応表を作ってもらう 下書きまで 1文字の写し間違いで転送が働かない。管理画面の表示と見くらべる
サーバーの設定ファイルに書く転送の文を作ってもらう 任せない 書き間違いでブログ全体が止まることがある。契約先のマニュアルの手順で進める
転送が働いているかを、AIに答えてもらう 任せない AIは実際のサーバーの返事を見ていない。古いURLを自分で開く

AIの答えの確かめ方は AIが書いた記事の事実確認|間違いを見つける4つの手順 と同じ手順が使えます。


やりがちな失敗、5つ

① 題名を直すついでに、URLも変えてしまう
題名とURLは別に変えられます。題名だけで足りることがほとんどです。

② 自動で転送されると思いこんで、古いURLを開かない
固定ページは自動の転送の対象外です。変えたら、ログインしていないブラウザで古いURLを開きます。

③ 内部リンクを古いURLのまま残す
転送をくぐる回り道が残ります。変えたURLへ貼っているリンクを直します。

④ 消した記事のURLを、まとめてトップページへ転送する
探していた内容に着けません。代わりがないなら404のままでかまいません。

⑤ 「ゴミ箱を空にする」を急いで押す
初期の設定なら30日は戻せます。消したあとに困らないか、しばらく様子を見ます。


よくある疑問(Q&A)

Q1. 301 で転送すれば、検索での評価はそのまま引き継がれますか?

Google 検索セントラル「リダイレクトと Google 検索」 では、永続的なリダイレクトは転送先が正式なページだという合図として使われ、検索結果には転送先が表示されると説明されています。ただし、順位がそのまま保たれることを約束する書き方ではありません。変えたあとは、数週間おいて Search Console で様子を見ます(当研究室の考え方)。

Q2. 404 と 410 は、どちらを返せばよいですか?

Google「HTTP ステータス コードが Google のクローラーに及ぼす影響」 では、429 を除く 4xx は同じように扱われるとされています。WordPress で記事を消せばふつうは404になるので、ブログの運営で410を選ぶ必要はほとんどありません(当研究室の考え方)。

Q3. 404 のページは、見た目を変えたほうがよいですか?

テーマによっては、404のときに表示されるページの文や案内を変えられます。トップページへのリンクや、サイト内の検索があると、迷った読者が次の記事を探せます(当研究室の考え方)。そのとき、サーバーの返事は404のままにしておきます(ソフト404を避けるため)。

Q4. 転送の設定は、いつまで残しておけばよいですか?

Google 検索セントラル「リダイレクトと Google 検索」 では、元に戻す予定がない場合に永続的なリダイレクトを使うよう書かれています。ほかのサイトからのリンクやブックマークは、いつ使われるか分からないため、ブログを続けるあいだは残しておくのが安全です(当研究室の考え方)。

Q5. カテゴリーを付け替えたら、URLまで変わってしまいました。

パーマリンクにカテゴリーが含まれていると、付け替えだけでURLが変わります。この場合も、古いURLを開いて転送されるかを確かめ、されなければ転送を設定します。パーマリンクの形は WordPress初期設定これだけ、カテゴリーの整理は カテゴリーとタグの決め方 をどうぞ。


まとめ:変えたら「古いURLを開く」、消すなら「代わりがあるか」を見る

・URLを変えたり記事を消したりすると、古いURLは404になり、登録ずみならインデックスから外れていく。
・移した先があるなら古いURL → 新しいURLの301。代わりがなく消すだけなら404のままでよい。
・WordPress は投稿のスラッグを変えたとき、古いURLを301で転送することがある。固定ページは対象外。
・変えたら、ログインしていないブラウザで古いURLを開く→内部リンクを直す→URL検査。
・消した記事はゴミ箱で30日(初期の設定)。検索結果からは次に見に来たときに自然に外れる。
・中身を空にした記事を残すとソフト404に近い。関係のないトップページへのまとめ転送もしない。

URLは、公開した記事の住所です。変えないのがいちばん楽で、それでも変えるなら、古い住所に来た人を新しい住所へ案内するところまでが作業になります。変えたら、古いURLを1回開いてみる——それだけで、防げる失敗のほとんどに気づけます。

▶ ブログづくり全体の流れは 【2026年最新】非エンジニアがAIで副業ブログを始める完全ガイド|ゼロから作って育てる全手順 をどうぞ。

参考(公式の説明):Google 検索セントラル「リダイレクトと Google 検索」/Google「HTTP ステータス コードが Google のクローラーに及ぼす影響」/Search Console ヘルプ「ページ インデックス登録レポート」/Search Console ヘルプ「削除ツール」/Google 検索セントラル「Google 検索結果からのコンテンツの削除」/Google 検索セントラル「URL 構造のベスト プラクティス」/WordPress 開発者向けリファレンス「wp_old_slug_redirect()」(英語)/WordPress 公式「wp-config.php」の説明(英語)


【免責】本記事は、Google 検索セントラル・Search Console ヘルプと、WordPress の公式の説明(2026年10月時点で確認したもの)をもとにした一般的な整理です。転送(リダイレクト)の設定のしかたは、契約しているサーバー・テーマ・プラグインによって違います。設定の前にバックアップをとり、契約先の公式マニュアルでご確認ください。検索結果での順位や表示を保証するものではありません。