WordPressの準備が終わって、いよいよ1本目の記事。ところが投稿画面を開くと、真っ白な画面に小さなアイコンが並んでいるだけで、どこに文字を打てばいいのか、見出しはどう作るのか、保存されているのかどうかも分からない。ここはAI所長の副業ブログ研究室。今回は、WordPressの標準の編集画面であるブロックエディターで、書き始めてから下書き保存、公開・予約投稿までの手順を、WordPress公式のドキュメントに沿って整理します。
先に結論です。ブロックエディターは、段落・見出し・画像などの「ブロック」を積み重ねて記事を作る画面です。画面は上の操作バー・真ん中の本文・右の設定欄の3つに分かれています。書いている途中は「下書き保存」でこまめに残し、公開の前に右の設定欄でカテゴリー・アイキャッチ・URL(スラッグ)・公開状態を確かめてから「公開」を押します。保存した内容はリビジョンとして残るので、書き間違えても前の状態に戻せます。
ブロックエディターとは|「ブロック」を積み重ねて記事を作る
WordPress公式ドキュメント「WordPress Block Editor」(英語) によると、ブロックエディターは2018年12月の WordPress 5.0 から標準の編集画面になり、それまでの「クラシックエディター」に置き換わりました。「Gutenberg(グーテンベルク)エディター」と呼ばれることもあります。クラシックエディターを使いたい場合は、専用のプラグインを入れる必要があると説明されています。
ブロックとは、記事を形づくる部品のことです。段落、見出し、画像、リスト、動画などがそれぞれ1つのブロックになっていて、上から順に積み重ねて1本の記事にします。ブロックごとに、動かす・消す・種類を変える、といった操作ができます。
画面の3つの場所|まず見取り図を持つ
投稿画面は、メニューの「投稿」→「新規追加」(版によって表記が少し違います)から開きます。WordPress公式ドキュメント「WordPress Block Editor」(英語) では、編集画面は次の3つに分かれていると説明されています。
| 場所 | 何をするところか | よく使うもの |
|---|---|---|
| 上の操作バー | 記事全体の操作 | ブロックの追加(+)、元に戻す・やり直し、下書き保存、表示(プレビュー)、公開 |
| 真ん中の本文 | タイトルと本文を書く | タイトル欄、段落・見出し・画像などのブロック |
| 右の設定欄 | 記事の設定と、選んだブロックの設定 | カテゴリー、アイキャッチ画像、抜粋、URL、公開状態 |
右の設定欄は、操作バーの歯車のアイコンで出したり隠したりできます。WordPress公式ドキュメント「Page/Post Settings sidebar」(英語) によると、設定欄には記事全体の設定と選んでいるブロックの設定の2つのタブがあります。「文字の色を変えたいのに見つからない」というときは、ブロックの側のタブを開いているかを確かめます。
書き始める手順|タイトルから、段落を1つずつ
ステップ1|タイトルを入れる
本文の一番上がタイトルの欄です。仮のタイトルで構いません。決め方は ブログ記事のタイトルの付け方|検索結果で選ばれる32字の作り方 にまとめました。
ステップ2|段落を書く
タイトルの下をクリックすると、文字を打てる状態になります。これが段落ブロックです。1つの段落を書き終えて Enter を押すと、次の段落ブロックが新しくできます。
ステップ3|ほかのブロックを足す
WordPress公式ドキュメント「Adding a new block」(英語) では、ブロックの足し方として次の方法が紹介されています。
| 足し方 | やり方 |
|---|---|
| 操作バーの「+」 | 上の操作バーの+を押し、一覧からブロックを選ぶ |
| 空の段落の横の「+」 | 何も書いていない段落の右側に出る+を押す |
| ブロックとブロックの間 | ブロックの間にマウスを置くと出る青い線の+を押す |
| スラッシュ(/) | 新しい段落で「/」に続けてブロック名を打つ(例:/image、/heading) |
いちばん手が止まりにくいのはスラッシュです。キーボードから手を離さずに、見出しや画像を足せます。
ステップ4|構成どおりに見出しを置く
書き始める前に見出しを決めておくと、ブロックを並べる作業がぐっと楽になります。手順は ブログ記事の構成の作り方|書き始める前に見出しを決める手順 をどうぞ。
よく使う4つのブロック
| ブロック | 使いどころ | 気をつけること |
|---|---|---|
| 段落 | 本文のふつうの文章 | 1つの段落に話を詰め込みすぎない。スマホでの見え方も確かめる |
| 見出し | 章(H2)と、その中の小見出し(H3) | タイトルが最上位の見出し(H1)として使われることが多い。本文はH2から |
| リスト | 手順や、並べて見せたい項目 | 文章で書いたほうが伝わる内容まで、箇条書きにしない |
| 画像 | 画面の写真、図、アイキャッチ以外の画像 | 代替テキスト(alt)を入れる。重すぎる画像を使わない |
WordPress公式ドキュメント「Heading block」(英語) では、多くの場合、ページのタイトルが H1 として使われ、そのあとの見出しブロックを H2、H3……と足していくと説明されています(テーマによって違う場合がある、とも書かれています)。また、ページを利用しやすくする(アクセシビリティ)ために見出しは順番どおりに使うこと、「文書の概要」のアウトラインで見出しの並びを確認できることも案内されています。
見出しには、スラッシュのほかに行の頭で「##」と打ってスペースを押すと H2、「###」なら H3 になる、という近道もあります。
画像の代替テキストの書き方は ブログ画像のaltの書き方|代替テキストとファイル名の決め方、段落の長さや画像の重さを含めたスマホでの確認は ブログのスマホ表示を公開前に確認する方法|見落としやすい5つの場所 にまとめています。
保存のしくみ|下書き保存・自動保存・リビジョン
書いた内容が消えないかは、いちばん気になるところです。ブロックエディターには、残し方が3つあります。
| しくみ | 何が起きるか | 公式の説明の要点 |
|---|---|---|
| 下書き保存 | 公開せずに、いまの内容を残す | 保存できると表示が「保存済み」に変わる。公開した後は、このボタンは表示されなくなる |
| 自動保存 | 編集中に、WordPressが自動で残す | 1つの記事につき、利用者ごとに1つだけ。公開中の内容は上書きしない |
| リビジョン | 保存や更新のたびに、その時点の版が記録される | 版どうしの違いを見比べて、前の版に戻せる |
WordPress公式ドキュメント「Revisions」(英語) によると、自動保存は停電やブラウザの強制終了、通信の切断が起きても、次に編集画面を開いたときにバックアップがあることを知らせ、元に戻すためのリンクを出すしくみです。リビジョンは、右の設定欄の「リビジョン」の数字から開けます(WordPress 7.0 から新しい比較画面になった、と案内されています)。
公開する前に、右の設定欄で見る6つ
WordPress公式ドキュメント「Page/Post Settings sidebar」(英語) に沿って、記事の設定欄で確かめる項目をまとめました。公式の説明にもあるとおり、表示される項目はテーマやプラグインによって変わることがあります。
| 項目 | 何を決めるか | くわしくは |
|---|---|---|
| カテゴリー・タグ | 記事をどの棚に入れるか | カテゴリーとタグの決め方 |
| アイキャッチ画像 | 記事の一覧などに出る代表の画像(使われ方はテーマによる) | アイキャッチ・画像の作り方 |
| 抜粋 | 記事の短い紹介文。空なら本文の最初の部分から自動で作られる(公式の説明では最初の55語) | テーマによって一覧などで使われる |
| URL(スラッグ) | URLの最後の部分。下書きを保存すると編集できる | WordPress初期設定これだけ(パーマリンク) |
| 公開状態 | 誰が見られるか(下で説明) | — |
| 公開日時 | すぐ公開するか、日時を決めて公開するか | — |
URL(スラッグ)は、公開した後に変えないほうがよい項目です。すでに検索結果に載っている記事のURLを変えると、外から貼られたリンクも切れてしまいます(読まれない記事のリライト手順 の「やらないほうがよいリライト」でも扱いました)。公開の前に、短く、内容の分かる英数字にしておきます。
公開状態の6つの選び方
WordPress公式ドキュメント「Page/Post Settings sidebar」(英語) と WordPress公式ドキュメント「Post Status」(英語) から、記事の公開状態を整理しました。
| 公開状態 | 誰が見られるか |
|---|---|
| 公開 | ログインしていない人も含めて、すべての人 |
| 下書き | 公開の準備ができていない記事。適切な権限を持つ利用者だけ |
| レビュー待ち | 公開の前に、ほかの人の確認を待っている状態 |
| 非公開 | サイトの管理者と編集者だけ |
| 予約済み | 決めた日時に、自動で公開される |
| パスワード保護 | パスワードを知っている人だけ |
ひとりでブログを書いているなら、ふだん使うのは下書き・公開・予約済みの3つです。「パスワード保護」はパスワードを知っている人なら見られる状態で、管理者と編集者だけが見られる「非公開」とは別物です。
公開と予約投稿の手順
手順1|表示(プレビュー)で見る
操作バーの表示から、いまの内容がサイトでどう見えるかを確かめます。スマホでの見え方は、パソコンの画面だけでは分かりません。
手順2|右の設定欄の6つを見る
上の表のとおり、カテゴリー・アイキャッチ・抜粋・URL・公開状態・公開日時を確かめます。
手順3|「公開」を押す
すぐに出すなら、公開日時は「今すぐ」のまま公開を押します。公開すると、操作バーに公開した記事を開くためのボタンが出ます。ログインしていない状態でも見えるかを、一度確かめておくと安心です。
予約投稿にするとき
WordPress公式ドキュメント「Page/Post Settings sidebar」(英語) によると、公開日時の欄で未来の日付と時刻を選ぶと、その日時に公開されるように予約されます。日付だけでなく、時刻と午前・午後もあわせて確かめます。予約したまま公開されていない記事は、検索にも出てきません。公開されたかの確かめ方は 記事が検索結果に出てこないとき|インデックス登録の確認と依頼の手順 をどうぞ。
公開した記事を直して更新したときも、公式の説明では更新ごとの版がリビジョンとして記録されるとされています。直す前の版に戻したくなったら、リビジョンから選べます。
覚えておくと速い、5つのショートカット
WordPress公式ドキュメント「Use keyboard shortcuts (Block Editor)」(英語) から、最初に覚えておくと便利なもの(Windows)を抜き出しました。すべての一覧は、編集画面で Shift+Alt+H を押すと表示されます。Macの組み合わせも公式の一覧に載っています。
| やりたいこと | Windows |
|---|---|
| 変更を保存する | Ctrl+S |
| 直前の操作を元に戻す | Ctrl+Z |
| 選んだ文字を太字にする | Ctrl+B |
| 選んだ文字にリンクを付ける | Ctrl+K |
| 右の設定欄を出す・隠す | Ctrl+Shift+,(カンマ) |
AIで作った下書きを貼るとき
AIに書いてもらった下書きを、エディターに貼って仕上げる人も多いはずです。ここは当研究室の考え方として、分担を整理します。
| 作業 | AIに任せてよいか | 理由 |
|---|---|---|
| 見出しと本文の下書き | 下書きまで | 貼ったあと、見出しが見出しブロックになっているかを「文書の概要」で確かめる |
| 抜粋の案 | 任せてよい | 記事の要約は向いている。本文と食い違いがないかは自分で読む |
| URL(スラッグ)の案 | 任せてよい | 英数字の短い案を出すのは得意。公開後は変えない |
| 事実・数字・手順の正しさ | 任せない | 公式のページと照らし合わせる |
| 公開するかどうかの判断 | 任せない | 公開ボタンを押すのは自分 |
下書きの頼み方は AIで記事を書く方法|構成・執筆・リライトのプロンプト集、貼ったあとの確かめ方は AIが書いた記事の事実確認|間違いを見つける4つの手順 にまとめました。
やりがちな失敗、5つ
① 見出しを、太字の段落で作ってしまう
見た目は見出しでも、見出しブロックになっていないと「文書の概要」の見出しの並びに出てきません。
② 公開した後に URL(スラッグ)を変える
貼られたリンクが切れます。URLは公開前に決めます。
③ 予約の日時を、午前と午後で取り違える
予約したら、記事の一覧で公開予定の日時をもう一度見ます。
④ 「パスワード保護」を「非公開」のつもりで選ぶ
パスワード保護は、パスワードを知っている人なら見られる状態です。だれにも見せたくないなら、下書きか非公開にします。
⑤ 下書きの記事に、内部リンクを貼る
下書きの記事は、読む人には表示されません。リンク先が公開済みかを確かめてから貼ります(内部リンクの貼り方)。
よくある疑問(Q&A)
Q1. 前の編集画面(クラシックエディター)に戻せますか?
公式の説明では、クラシックエディターを使うには専用のプラグインを入れる必要があるとされています。ただ、いまの WordPress の標準はブロックエディターです。これから始めるなら、ブロックエディターで覚えておくほうが、公式の説明とも食い違いにくくなります。
Q2. 解説記事と、自分の画面が違います。
ボタンの名前や場所は、WordPress の版、テーマ、プラグインで変わります。設定欄の項目もテーマやプラグインによって変わる、と公式にも書かれています。名前が違っても、「上の操作バー」「本文」「右の設定欄」のどこにあるかで探すと見つけやすくなります。
Q3. 記事の文字数は、どこで分かりますか?
操作バーの「文書の概要」を開き、アウトラインのタブを見ます。文字数・単語数・読むのにかかる時間・見出しの並びが表示されます。
Q4. 書いた段落を、間違えて消してしまいました。
まずは Ctrl+Z(元に戻す)を試します。保存した後なら、右の設定欄のリビジョンから、前の版を見比べて戻せます。
Q5. 「レビュー待ち」は、ひとりのブログでも使いますか?
公式の説明では、記事を公開する権限を持たない利用者が書いた場合に、公開の代わりにレビュー待ちとして送るしくみとされています。ひとりで運営しているなら、ふだんは使わなくて構いません。
まとめ:場所を3つ覚えたら、あとは書くだけ
・画面は上の操作バー/真ん中の本文/右の設定欄の3つ。
・ブロックは「+」かスラッシュ(/)で足す。見出しは H2 から、順番どおりに。
・こまめに下書き保存(Ctrl+S)。自動保存とリビジョンが保険になる。
・公開前にカテゴリー・アイキャッチ・抜粋・URL・公開状態・公開日時の6つを見る。
・URLは公開前に決めて、公開後は変えない。予約は時刻と午前・午後まで確かめる。
編集画面は、最初は道具の多さに目が行きます。けれど、1本の記事に使う場所は数か所だけです。見取り図を持って、まず1本を下書き保存まで進める——そこから先は、記事の中身に時間を使えます。
▶ ブログづくり全体の流れは 【2026年最新】非エンジニアがAIで副業ブログを始める完全ガイド|ゼロから作って育てる全手順 をどうぞ。
参考(公式の説明):WordPress公式ドキュメント「WordPress Block Editor」(英語)/WordPress公式ドキュメント「Adding a new block」(英語)/WordPress公式ドキュメント「Heading block」(英語)/WordPress公式ドキュメント「Page/Post Settings sidebar」(英語)/WordPress公式ドキュメント「Post Status」(英語)/WordPress公式ドキュメント「Revisions」(英語)/WordPress公式ドキュメント「Use keyboard shortcuts (Block Editor)」(英語)
【免責】本記事は、WordPress.org の公式ドキュメント(2026年10月時点で確認したもの)をもとにした一般的な整理です。ボタンの名前や置き場所は、WordPressの版、使っているテーマやプラグイン、日本語訳によって違うことがあります。最新の内容は、公式のドキュメントと、ご自身の管理画面でご確認ください。本記事の手順によって、検索結果での順位やアクセス数、収益が上がることを保証するものではありません。