ブログの構造化データとは|リッチリザルトテストで確かめる手順と注意

ブログの構造化データとは|リッチリザルトテストで確かめる手順と注意

SEOの解説を読んでいると、「構造化データ」という言葉が出てくる。入れないと損をするような書き方もあれば、上級者向けだから気にしなくていい、という書き方もある。コードを書くと聞いただけで、手が止まってしまう。ここはAI所長の副業ブログ研究室。今回は、構造化データとは何か、ブログで関係するのはどれか、もう入っているかの確かめ方を、Googleの公式の説明に沿って整理します。

先に結論です。構造化データは、ページの中身を、決まった書き方で検索エンジンに伝えるためのデータです。入れると、検索結果の見た目が豊かになるリッチリザルトの対象になることがありますが、Googleは正しく入れても表示されるとは限らないと説明しています。また、よく話題になる「よくある質問(FAQ)」のリッチリザルトは、2023年8月から一部の政府・医療サイトに限られ、「How-to」は表示が終了しています。副業ブログでまずやることは、書き足すことではなく、テーマやプラグインがすでに出していないかを確かめることです。

AI所長

AI所長
構造化データは、聞きなれない言葉とコードが出てくるので、難しく見えやすい話です。今日は ①構造化データとは何か ②リッチリザルトと、表示の保証がないこと ③ブログで関係する種類 ④もう入っているかの確かめ方 ⑤入れるときのルール ⑥WordPressでの考え方 ⑦やりがちな失敗——この順で見ていきます。
フクさん(50代・会社員)

フクさん(50代・会社員)
所長、「FAQの構造化データを入れると、検索結果で目立つ」という記事を見ました。うちも入れたほうがいいですか?
AI所長

AI所長
その記事は、書かれた時期を確かめたほうがよさそうです、フクさん。Googleは2023年に、FAQのリッチリザルトを表示するサイトを大きく絞りました。いまの公式の説明に沿って、順番に見ていきましょう。

構造化データとは|ページの中身を、決まった書き方で伝える

Google検索セントラル「Google 検索における構造化データのマークアップの概要」 では、構造化データは「ページに関する情報をさまざまなサイトで活用できるように標準化したデータ形式」と説明されています。たとえばレシピのページなら、材料や加熱時間を、決まった名前の項目として書き分けて伝えられます。

言葉 意味
構造化データ ページの中身を、決まった項目名で書いたデータ。読者の画面には出ず、ページのソースの中に入る
schema.org(スキーマ・ドット・オルグ) 項目名の「辞書」。Googleの検索用の構造化データは、主にここの語彙を使う
JSON-LD(ジェイソン・エルディー) 書き方の形式の1つ。Googleは3つの形式のうち、これをすすめている
リッチリザルト 構造化データなどをもとに、画像や評価などを添えて表示される検索結果

Googleの説明では、構造化データを使ってページの意図を伝えると、ページをより正確に理解できるようになるとされています。ただし、伝えるのはあくまでページに書いてある内容です。記事そのものの中身を良くする方法は ブログSEOの基本|AIで“検索から読まれる記事”にする初心者向けの考え方 で扱っています。


リッチリザルトは、正しく入れても表示されるとは限らない

Google検索セントラル「構造化データに関する一般的なガイドライン」 には、「構造化データが検索結果に表示されるとは限りません」とはっきり書かれています。理由として挙げられているのは、次のようなものです。

公式が挙げる理由(要約) つまり
機能が表示されるよう設定はできても、必ず表示されるとは限らない 入れることは「対象になる」までで、表示はGoogleが決める
検索履歴・位置情報・端末などに応じて、最適な見せ方を選ぶ 同じページでも、人や検索の仕方で見え方が変わる
構造化データがページの主な内容を表していない、誤解を与えている 中身と合っていないデータは使われない
構造化データで指すコンテンツが、読者に表示されていない 画面に無いことを書いても意味がない
ガイドラインや検索の基本事項に沿っていない ルール違反は表示されない理由になる
ここだけ覚えておく
構造化データは、検索結果に特別な見せ方をしてもらうための「申し込み」のようなものです。申し込んでも、採用されるかどうかはGoogle次第。入れれば順位が上がる、とは公式には書かれていません(当研究室が確認した範囲)。

副業ブログで関係する種類は、ほぼ2つ

Google検索セントラル「Google 検索がサポートする構造化データ マークアップ」 には多くの種類が並んでいますが、レシピ・求人・イベント・商品など、特定の分野のページ向けのものが大半です。一般的なブログ記事で関係しやすいのは、次の2つです。

種類 何を伝えるか 公式の説明(要約)
記事(Article / BlogPosting) 記事のタイトル、画像、公開日・更新日、書いた人 Google検索セントラル「記事(Article、NewsArticle、BlogPosting)の構造化データ」:追加すると、Googleがページの詳細を理解し、タイトル・画像・日付情報を適切に表示できるようになる
パンくずリスト(BreadcrumbList) そのページが、サイトの中のどこにあるか Google検索セントラル「パンくずリスト(BreadcrumbList)の構造化データ」:この機能はパソコン版に対応したもの

パンくずリストは、カテゴリーの分け方がそのまま出る部分です。カテゴリーの決め方は ブログのカテゴリーとタグの決め方|記事が増えても崩れない分け方 にまとめています。

「入れても出ない」ことが公式に決まっている種類

種類 いまの扱い 出典
よくある質問(FAQPage) リッチリザルトは、よく知られていて信頼のおける政府・医療のサイトだけに表示 Google検索セントラル ブログ「HowTo とよくある質問のリッチリザルトにおける変更」(2023年8月)
How-to(HowTo) モバイルでの表示をやめたあと、2023年9月にパソコンでも表示を終了。サポート終了 Google検索セントラル ブログ「HowTo とよくある質問のリッチリザルトにおける変更」(2023年8月)
Course Info、Claim Review、Estimated Salary、Learning Video など7種類 2025年6月から段階的に、Google検索での対応を終了。順位には影響しないと説明 Google Search Central Blog「Simplifying the search results page」(2025年6月・英語)

同じ公式ブログでは、FAQの構造化データについて、「あえて削除する必要はありません」とも書かれています。使われていない構造化データがあっても、検索で問題は起きないという説明です。つまり、あわてて消す必要も、新しく足す必要もないということです。

タカシくん(30代・会社員)

タカシくん(30代・会社員)
じゃあ、記事の最後にあるQ&Aは、構造化データにしなくていいんですね。
AI所長

AI所長
そうなんです、タカシくん。Q&Aは読者の疑問に答えるために置くもので、検索結果で目立たせるために置くものではありません。中身として役に立っていれば、それで十分です。

まず「もう入っているか」を確かめる

Google検索セントラル「Google 検索における構造化データのマークアップの概要」 では、WordPressなどを使っている場合、検索エンジンの設定ページや、構造化データを指定できるプラグインがある場合があると案内されています。つまり、使っているテーマやSEOのプラグインが、すでに構造化データを出していることがあります。何かを足す前に、いまの状態を見るのが先です。

リッチリザルト テストの使い方

1 リッチリザルト テスト(Google) を開く
2 URLの入力欄に、公開済みの記事のURLを貼り付けて、テストを始める
3 結果の画面で、検出された構造化データの種類(記事・パンくずリストなど)を見る
4 種類ごとに、エラーや警告が出ていないかを見る
5 トップページと、よく読まれている記事を1〜2本、同じように調べる

Googleのリッチリザルトの対象かどうかではなく、書き方そのものが正しいかだけを見たいときは、schema.org の Schema Markup Validator(schema.org) も使えます。

結果の読み方

表示 意味 どうするか
有効なアイテムが検出された その種類の構造化データが、正しく読み取れている そのままでよい
警告がある 推奨の項目が足りないなど、重大ではない問題 直せるなら直す。リッチリザルトの対象になるために必ずしも必要ではない、と公式は説明
エラーがある 必須の項目が足りないなど、重大な問題 その種類はリッチリザルトに表示されない。テーマやプラグインの設定を確かめる
何も検出されない 構造化データが出ていない(またはテストが読めていない) テーマやプラグインの説明書で、出す設定があるかを確かめる

警告とエラーの扱いは Google検索セントラル「パンくずリスト(BreadcrumbList)の構造化データ」 の「構造化データを追加する方法」による整理です。ページがGoogleにどう見えているかは、サーチコンソールのURL検査でも確かめられます。URL検査の使い方は 記事が検索結果に出てこないとき|インデックス登録の確認と依頼の手順 にまとめています。


入れるときのルール|画面に無いことは書かない

Google検索セントラル「構造化データに関する一般的なガイドライン」 には、構造化データの品質についてのガイドラインがあります。副業ブログで気をつけたいものを抜き出します。

公式のガイドライン(要約) ブログでの例
ページの読者に表示されないコンテンツをマークアップしない 本文に無い質問と答えを、構造化データだけに書く
関連性のないコンテンツや、誤解を招くコンテンツ(虚偽のレビューなど)をマークアップしない 自分で星の数を決めて、評価があるように見せる
構造化データを使って、ユーザーを欺いたり、誤解を与えたりしない 書いた人や運営者を、実際と違う人や組織にする
構造化データは、ページのコンテンツを正確に表している必要がある 記事なのに、別の種類のページとして伝える
最新の情報を提供する 内容が古くなったページを、そのまま新しいものとして伝える
ルール違反には「手動による対策」がある
公式の説明では、構造化データに問題があるページには手動による対策が行われることがあり、その場合はページがリッチリザルトとして表示されなくなります(ウェブ検索での掲載順位には影響しない、とされています)。対策を受けたかどうかは、サーチコンソールの「手動による対策」レポートで確かめられます。

商品を紹介する記事で、評価の星を付けたくなることがあります。Google検索セントラル「クチコミ抜粋(Review、AggregateRating)の構造化データ」 で対象として並んでいるのは、書籍・製品・レシピ・ソフトウェアアプリなどで、ローカルビジネスや組織については、他の事業者についてのレビューを集めるサイトだけが対象と書かれています。商品紹介の記事は、見た目より買う前の疑問に答える中身が先です。書き方は 商品を紹介する記事の書き方|買う前の疑問に答える6つの型 をどうぞ。


WordPressでの考え方|足すのは最後

ここからは、公式の説明をもとにした当研究室の考え方です。

順番 やること 理由
① リッチリザルト テストで、いま何が出ているかを見る 出ているものを知らないまま足すと、同じ種類が2重に出ることがある
② 使っているテーマとSEOプラグインの説明書で、構造化データの設定を確かめる 設定画面で出し方を選べるものもある。それならコードを書かずに済む
③ エラーが出ている種類だけ、設定を見直す 警告は、リッチリザルトの対象になるために必ずしも必要ではない
④ それでも足りないときに、プラグインを1つだけ足すか考える 同じ働きのものを重ねると、どれが出しているか分からなくなる
⑤ 変えたら、もう一度テストする 変更が正しく反映されたかを、その場で確かめられる

記事の構造化データには、タイトル・画像・日付が入ります。タイトルの付け方は ブログ記事のタイトルの付け方|検索結果で選ばれる32字の作り方、検索結果の説明文は メタディスクリプションの書き方|検索結果の説明文を作る5つの手順、画像に添える文字は ブログ画像のaltの書き方|代替テキストとファイル名の決め方 で扱っています。構造化データより先に、こちらを整えるほうが、読者にも検索にも伝わりやすい部分です。

テーマのファイルを直接書き換える前に
テーマのファイルに直接コードを貼る方法もありますが、テーマの更新で消えたり、表示が崩れたりすることがあります。設定画面で済まないときは、バックアップをとってから、詳しい人に相談するのが安全です。最初に入れる設定とプラグインの考え方は WordPress初期設定これだけ|初心者が最初にやる設定チェックリスト にあります。

AIの使いどころと、任せないほうがよいところ

作業 AIに任せてよいか 理由
テストの結果に出た英語の項目名を、やさしく説明してもらう 任せてよい 意味をつかむ手助けになる。公式のドキュメントと照らし合わせる
JSON-LD の書き方の例を作ってもらう 下書きまで 貼る前に、リッチリザルト テストで確かめる。画面に無い内容が混ざっていないかも見る
「FAQを入れれば目立つ」などの効果を聞く 確かめる前提で 2023年の変更より前の情報が返ってくることがある
テーマのファイルを書き換えるコードを作ってもらう 任せない 壊れたときに自分で戻せない変更は、詳しい人に相談する

AIの答えを確かめる手順は AIが書いた記事の事実確認|間違いを見つける4つの手順 で扱っています。


やりがちな失敗、5つ

失敗①|FAQの構造化データを入れて、目立つのを待つ
FAQのリッチリザルトは、2023年8月から一部の政府・医療のサイトに限られています。
失敗②|本文に無いことを、構造化データにだけ書く
読者に表示されない内容のマークアップは、ガイドラインで禁じられています。
失敗③|自分で決めた星の評価を付ける
虚偽のレビューや誤解を招く内容は、マークアップしないよう書かれています。
失敗④|確かめずに、プラグインを足す
テーマがすでに出している場合、同じ種類が重なることがあります(当研究室の考え方)。まずテストで今の状態を見ます。
失敗⑤|警告をすべて消そうとして、時間を使いすぎる
警告は重大ではない問題で、リッチリザルトの対象になるために必ずしも必要ではないとされています。

よくある疑問(Q&A)

Q1. 構造化データを入れないと、順位が下がりますか?

公式の説明は「ページをより正確に理解できるようになる」「リッチリザルトの対象になる」というもので、入れないと順位が下がる、とは書かれていません(当研究室が確認した範囲)。2025年に対応を終えた種類についても、Googleは順位には影響しないと説明しています。

Q2. すでに入っているFAQの構造化データは、消したほうがいいですか?

2023年8月の公式ブログでは、削除することもできるが、あえて削除する必要はないとされています。使われていない構造化データがあっても、検索で問題は起きないという説明です。

Q3. スマホで検索すると、パンくずリストが出ていません。

パンくずリストのドキュメントには、この機能はパソコン版に対応したものと書かれています。スマホで出ていなくても、設定の失敗とは限りません。

Q4. 直したら、どのくらいで反映されますか?

公式の説明では、ページを公開した後、Googleがそのページを見つけてクロールするまで数日かかる場合があるとされています。急ぐときは、URL検査から再クロールを依頼できます(手順は 記事が検索結果に出てこないとき|インデックス登録の確認と依頼の手順)。

Q5. サーチコンソールでも確かめられますか?

Google検索セントラル「構造化データに関する一般的なガイドライン」 では、技術的なエラーのほとんどは、リッチリザルト テストとサーチコンソールのURL検査ツールで見つけられるとされています。サーチコンソールには、構造化データの種類ごとの「拡張」レポートもあります(2023年8月の公式ブログで触れられています)。サーチコンソールの入れ方は 副業ブログのアクセス解析|サーチコンソールとアナリティクスの始め方 をどうぞ。


まとめ:足す前に、いまの状態を見る

・構造化データは、ページの中身を決まった書き方で伝えるデータ。伝えるのは画面に書いてある内容だけ。
・リッチリザルトは、正しく入れても表示されるとは限らない。
・副業ブログで関係しやすいのは記事とパンくずリストの2つ。
・FAQは一部の政府・医療のサイトだけ、How-toは表示終了。あわてて消す必要も、足す必要もない。
・まずリッチリザルト テストで、テーマやプラグインがすでに出しているかを見る。
・直すのはエラーから。警告は、リッチリザルトの対象になるために必ずしも必要ではない。
・星の評価や本文に無い内容を書き足さない。

構造化データは、記事の中身を検索エンジンに正確に伝えるための道具で、中身を良くする道具ではありません。いまの状態をテストで見て、エラーだけ直したら、あとは記事に戻る——その配分で十分です。

▶ ブログづくり全体の流れは 【2026年最新】非エンジニアがAIで副業ブログを始める完全ガイド|ゼロから作って育てる全手順 をどうぞ。

参考(公式の説明):Google検索セントラル「Google 検索における構造化データのマークアップの概要」/Google検索セントラル「構造化データに関する一般的なガイドライン」/Google検索セントラル「Google 検索がサポートする構造化データ マークアップ」/Google検索セントラル「記事(Article、NewsArticle、BlogPosting)の構造化データ」/Google検索セントラル「パンくずリスト(BreadcrumbList)の構造化データ」/Google検索セントラル「クチコミ抜粋(Review、AggregateRating)の構造化データ」/Google検索セントラル ブログ「HowTo とよくある質問のリッチリザルトにおける変更」(2023年8月)/Google Search Central Blog「Simplifying the search results page」(2025年6月・英語)/リッチリザルト テスト(Google)/Schema Markup Validator(schema.org)


【免責】本記事は、Google検索セントラルの公式ドキュメント・公式ブログと schema.org の公式ツール(2026年10月時点で確認したもの)をもとにした一般的な整理です。対応している構造化データの種類や、リッチリザルトの表示のされ方は変わることがあります。最新の情報は、各公式ページでご確認ください。構造化データを入れることで、リッチリザルトの表示や、検索結果での順位、アクセス数、収益が上がることを保証するものではありません。